私が外貨建て保険を選んだ理由

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投資

外貨建て保険にはメリットとデメリット(リスク)があります。これらをしっかりと理解した上で、契約する必要があります。私は実際に外貨建て保険を保有していますので、その経験にもとづいてなぜ私が外貨建て保険を選んだのかを説明します。

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外貨建て保険とは何か

外貨建て保険とは何か

まず最初に、外貨建て保険とは何かについて説明します。通常保険料は日本円で支払い、保険金や満期返戻金も日本円でもらいます。これに対して外貨建て保険では、保険料の支払い、保険金・満期返戻金の受け取りはすべてドルやユーロなどの外貨で行うという特徴があります。

普段ドルやユーロに触れたことの無い人にとっては、かなりハードルの高いものに見えるかもしれません。そのため、実際よりもさらに「怖いもの」「リスクが高い」という評価が多いと思います。しかしながら、そのメリットとデメリット(リスク)をしっかりと理解した上で外貨建て保険を選べば、うまく資産を増やせるチャンスもあるのです。

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外貨建て保険のメリットとデメリット

外貨建て保険のメリットとデメリット

それでは次に、外貨建て保険のメリットとデメリットについて考えてみましょう。まずメリットです。

  1. リターンが期待できる
  2. リスク分散ができる

「リターンが期待できる」というのは、日本の保険に比べて毎年運用益が得られます。これは外貨建て保険の種類によっても異なりますが、私の契約している外貨建て保険の場合は、毎年1.6%から2.6%の運用益を得ています。2.6%というのは、メガバンクの普通預金金利の2,600倍です。低金利時代、この差は大きいですね。

「リスク分散ができる」というのは、ドルやユーロといった円以外の外貨資産を持つことにより、仮に円の価値が下がったとしても、ドルやユーロを持っていればトータルとして資産のリスク分散ができるということです。私の場合、以前にもお伝えした通りドルの外貨建て保険が全資産の約35%を占めていますので、仮に円の価値が下がったとしてもここでリスク分散ができているということになります。

続いてデメリット(リスク)について考えてみます。以下の3つが挙げられます。

  1. 為替リスクがある
  2. 保険料の支払い、保険金・満期返戻金の受け取り時に手数料がかかる
  3. 途中解約すると元本割れする場合がある

「為替リスクがある」というのは一番のデメリットだと思います。円高になるとその分、損失が出ます。外貨建て保険が嫌われる理由はこれが大きいと思います。逆に円安になれば、益が出るということです。将来の円高、円安は誰にもわからないので、「為替リスクがある」という言い方をするのです。

「保険料の支払い、保険金・満期返戻金の受け取り時に手数料がかかる」というのは、仲介する金融機関などが手数料を設定しているケースが多いためです。これについては、事前に契約内容をしっかりと確認する必要があります。

「途中解約すると元本割れする場合がある」というのは、例えば5年満期のような場合、1年で解約すると元本割れするケースが多いということです。私の契約している外貨建て保険もこれに当てはまり、1年目で解約すると3%、2年目で解約すると1.1%の違約金が発生して元本割れします。ただ、これは何も外貨建て保険に限ったことではなく、日本円契約の保険でもよくある話です。これについても事前に契約内容をしっかりと確認しておきましょう。

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私はなぜ外貨建て保険を選んだのか

私はなぜ外貨建て保険を選んだのか

それでは私がなぜ外貨建て保険を選んだのかを説明します。主に2つの理由があります。

  1. 2012年の超円高の時期に契約した
  2. 運用益が大きい
  3. アメリカで働いていたため、ドルの預金が多少あった

まず契約した時期です。以下のチャートをご覧ください。過去10年のドル円為替レート推移です。私は2012年に外貨建て保険を契約しました。この頃は円高が進んでいて1ドル=70円台をつけていました。超円高の状態です。その後、円安に進み2015年には120円台をつけました。その後また円高になり、現在(2019年8月17日現在)は106円台です。契約当時のレートを80円としても、約32.5%の為替益が出ています。

過去10年のドル円為替レート推移
過去10年のドル円為替レート推移(SBI証券ホームページから引用)

次に運用益が大きいことです。前述の通り私の契約した保険は毎年、1.6%〜2.6%の運用益が保証(契約書に記載)されています。この超低金利時代にこれだけの益が出るのは大きいですね。

また、決め手となったのは多少ながらドルの預金があったからです。アメリカで働いた経験があるため、ドルを保有していました。日本に帰ってきてからそのまま置いておいても仕方ないということで、思い切って外貨建て保険を契約しました。

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まとめ

外貨建て保険のメリットとデメリット(リスク)について、ご理解いただけましたか?外貨建て保険を最初から検討から外すのではなく、これらのメリット、デメリットをまず理解してみてください。

また保険を販売している金融機関の人としっかりと話しましょう。先方はいいことばかりしか言いませんので、今回お話ししたようなポイントをしっかりと確認して、契約書についてもちゃんと目を通すことをおすすめします。為替のリスクを理解した上で、途中解約時はどれくらい損をするのか、手数料はいくらなのか、ということを逐一明確にしていってください。

ドルが無い、という人も多いかもしれませんが、海外旅行をした後など多少のドルは持っていると思います。リスク回避の意味でも、少額から始めてみるのもおすすめです。実は私も、(外貨建て保険ではありませんが)銀行に5万円の外貨預金をして12%の利益が出ました。

日本人のメンタリティとして、最初にリスクやデメリットばかり考える傾向があると思っています。これだけ超低金利の時代ですから、多少のリスクは取って資産を増やすということにチャレンジするという考え方も必要だろうと私は思っています。そのような考え方ができる人にはおすすめの保険だと思います。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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