これからの仕事は新KKD?

これからの仕事は新KKD? 仕事のハック
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かつてKKDは勘と経験と度胸と言われていました。「これからの仕事は新KKD」ってどういう意味でしょうか?

K(勘)とK(経験)とD(度胸)

K(勘)とK(経験)とD(度胸)

いわゆる昭和の仕事のやり方として、長い間KKDということが言われてきました。若い人はあまり聞いたことがないかもしれませんが、50代以上の人であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

最初のKは勘。動物的な勘を生かして仕事をするという意味です。感覚的に仕事をするということでしょうか。皆さんの会社にもいませんか?以下のような上司の人。

  • 仕事の指示が曖昧
  • 話が論理的でない
  • 数字などを出さずに感覚的な話をする

このような人は、K(勘)で仕事をしている人かもしれません。

次のKは経験。過去の経験によって物事を判断するという意味です。以下のようなタイプの人が考えられます。

  • 常に過去の成功体験を語る
  • 新しい考え方が受け入れられない
  • それでは「仕事が回らない」というのが口癖

そしてDは度胸です。仕事をするには度胸が必要だという考え方です。以下のような考え方を持っている人です。

  • 仕事は気合いでするものだと思っている
  • 熱があっても出社しろと言う
  • 残業・休出して仕事を仕上げる
  • 物事の判断をロジックではなく勢いで行う

さてKKDについて、理解いただけましたか?皆さんの会社にいる人を思い浮かべてもらえば、納得できるかもしれませんね。

これまで説明してきたKKDを、ここでは仮に昭和KKDと呼ぶことにします。昭和の時代に考えられて、昭和の時代に使われていた言葉のためです。

昭和KKDでは生き残れない理由

昭和のKKDでは生き残れない理由

前述の通り、これまでも昭和KKDは悪い意味で使われることが多かったのですが、それでも昭和KKDが会社に蔓延していました。なぜでしょうか?

それは、日本人全般的に戦後の成長期を引きずって生きてきたからだろうと思います。つまり、戦後の成長期がいつまでも続くという幻想の元、古い考え方を変えないで同じようなやり方で仕事をしてきたからだろうと思います。戦後の成長期はそれでよかったかもしれません。物を作れば売れた時代ですし、同じことを我慢強く続けていれば報われる時代だったからです。

しかし失われた30年で明らかなように、日本経済は停滞しており、世の中にもなんとなく閉塞感が漂っています。まるで、日本は歩みを止めてしまったかのように見えます。一方でアメリカは新しいことを次から次へと考えて、IT革命、金融革命などイノベーションを起こし続けています。中国も新しい考えのもとにイノベーションを起こすことにより、世界第2位の経済大国になりました。東南アジアの国々も成長著しい国が多く出ています。

日本も新しい考え方に基づいて、イノベーションを起こさない限り、世界で最も遅れた国になってしまうかもしれません。このような環境の中では、昭和KKDは通用しなくなっていると言っていいでしょう。

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新KKDとはこれだ!

新KKDはこれだ

新KKDというのは私が勝手に名付けたものであり、世の中で一般的に言われているものではありません。私が考えている新KKDは以下のようなものです。

新KKDとは、K:科学的アプローチで、K:構造的なフレームワークを活用し、D:データに基づく判断を行うという考え方。

それでは新KKDの詳細を見てゆきましょう。

K:科学的アプローチ

これは、感覚に頼るのではなく科学的なアプローチを行うということです。昭和KKDにおいては、仕事の指示が曖昧だったり、感覚的な議論が多いように思います。

世の中には、科学的なアプローチがいくつもあります。例えば、仮説を立ててそれを検証し仮説が正しいことを証明する方法、統計手法を使って物事を検証する方法などがこれに当たると思います。

K:構造的な考え方

構造的な考え方というのは、物事をフレームワークに当てはめて考えるということです。昭和KKDにおいては、過去の経験によって物事を考える癖が付いてしまっていましたが、これだけでは将来のことを考えるには不十分です。そこで、「物事を構造化する」フレームワークという考え方が必要になります。

例を上げると、マッキンゼーが提唱しているMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:重複や漏れをなくす考え方)や、リスク管理において①リスクの発生頻度と②リスクが発生した時の影響度のマトリクスを作成するといったフレームワークがあると思います。

D:データに基づく判断

データに基づく判断というのは、今何が起きているかということを、実際の数字などを使って物事の判断を行うということです。「数字」という言い方をしましたが、実際にはもう少し広く「情報」と言った方がいいかもしれません。

最近毎日のようにDX(デジタル・トランスフォーメーション)が記事になっています。一般的にはAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、Advanced Analyticsのようにテクノロジーのみが紙面を賑わしていますが、DXの本質は「データ=情報」にあると私は思っています。

DXについては、また別の記事で述べたいと思っていますが、今後はAIのプログラマーではなく、データサイエンティストが重宝がられるようになると、私は考えています。

まとめ

さて、今回はKKDについて考えてみました。最初に昭和KKDとはどのようなものか、ということを見てみました。若い人の中にはKKDという言葉を聞いたこともないという人もいるかもしれませんので、改めて具体例をあげて説明しました。

次に、なぜ昭和KKDが今後は通用しないのか、ということを述べました。昭和の時代からKKDは人の行動を揶揄する表現として使われてきていましたが、こちらも改めて今の環境からなぜ昭和KKDがダメなのかということを考えてみました。

最後に、私が考える新KKDについて考えてみました。語呂合わせは無理矢理な感じはしますが、勘ではなく科学的アプローチ、経験ではなく構造的なフレームワーク、度胸ではなくデータを活用する重要性を述べたつもりです。

昭和は、ある程度型にはまったやり方でいくらでもうまくできる時代でした。しかし好むと好まざるとに関わらず、現在は全く異なる環境になってしまっています。先の読めない世の中なのです。だからこそ、これまでのやり方ではなく新しいアプローチが必要ではないかと考えている次第です。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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コメント

  1. […] これからの仕事は新KKD?かつてKKDは勘と経験と度胸と言われていました。「これからの仕事は新KKD」ってどういう意味でしょうか?K(勘)とK(経験)とD(度胸)いわゆる昭和の仕事のや […]

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