使える英会話です。今回はmindの使い方についてお話しします。mindは日本人にはちょっと使いづらい単語かもしれません。今回はそのあたりを解説します。
mindは普段どう使うか
皆さんは会社でmindという言葉をよく使いますか?日本語でマインドというと、「思い」や「精神」というような意味、もしくは「考え方」という意味に使うことが多いのではないでしょうか。
最近では「考え方」という意味で、よく「マインドセット」などと言うことも増えているかもしれませんね。「会社を変えるためにはまずマインドセットを変える必要がある」というような使い方をします。
いずれにしても、頭の中にあるものというイメージで使うことが多いような気がします。確かにGoogle翻訳を見ても以下のような記載があります。
①the element of a person that enables them to be aware of the world and their experiences, to think, and to feel; the faculty of consciousness and thought.
②a person’s intellect.
出典:Google翻訳
mindを動詞として使ってみる
上記の例は、いずれもmindを名詞として使っているケースです。それでは、mindを動詞として使うのはどのようなケースでしょうか。
「窓を開けてもらえませんか」と表現を英語では何と言いますか。
Please open the window.
確かにその通りです。でも英語では以下のような表現をすることが多いのです。
Do you mind opening the window?
より丁寧な表現では、以下のように言います。
Would you mind opening the window?
直訳すると「窓を開けることを気にしますか?」という意味になります。もう少し気の利いた訳では「窓を開けていただけませんか?」ということですね。
レストランで食事をしている時に、「塩を取ってもらえませんか?」というのも以下のように言えます。
Would you mind passing me the salt?
文法的にはmind+動名詞
学生時代に習いましたね?mind+動名詞。動名詞というのは動詞にingを付けたものです。動名詞か不定詞かという問題がよく英語の試験に出たのを覚えていますか?mindは必ず動名詞が付くようになります。
実践的には、あまり動名詞や不定詞のことは関係ありませんので、mindはingがくっつくと覚えておきましょう。
それでは、mindを使った応用編です。「窓を開けてもいいですか?」というのは何と言うでしょうか。
May I open the window?
もちろんこれでも正解です。ただ、mindを使うと以下のような表現になります。
Do you mind my opening the window?
直訳すると「私が窓を開けることをあなたは気にしますか?」ということですね。こんな時にもmindは使えます。ポイントは「窓を開ける」という行為を「私がする」場合は、動名詞の前にmyを入れるということです。
mindを指示として使う
仕事でmindを使うケースは他にもあります。上司が部下に対して指示を出す場合です。よく使うのが以下のような表現です。
Please create a project plan by the end of this week, if you don’t mind.
「今週末までに、プロジェクト計画を作ってください」という意味になります。
文末の if you don’t mindというのは直訳すると「もしあなたが気にしないなら」という意味になりますが、これは仕事上の指示ですので、「気にする」ということは基本的にありえないことです。ただ、相手を尊重するという前提に立ってあえて if you don’t mindと付け加えているのです。面白い表現ですね。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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