ビジネスパーソンの皆さんは、日々英語で奮闘している人も多いと思います。今回から不定期で、仕事で使える英語表現を紹介したいと思います。私も仕事で日常的に英語を使っており、アメリカで働いたこともありますので、拙い私の経験から「これは仕事で使える」と思う英語表現を紹介できればいいなと思っています。
第1回は、「検討する」の英語表現について考えてみます。仕事をしていると、上司から「〇〇について検討してほしい」と言われることが多いと思います。「はいわかりました。検討します。」というのが決まり文句ですが、この「検討する」は英語で何と言えばいいのでしょうか。
「検討する」は英語でconsiderかstudyか
「検討する」を表現する場合に日本人が使うよく英語はconsiderではないでしょう。Google翻訳を使ってもconsiderという言葉が最初に出てきます。「通常は意思決定をする前に、何かについて注意深く考えること」という説明がついています。考える、ということに主眼を置いていてなるほどという感じですね。
consider
think carefully about (something), typically before making a decision.
出典:Google翻訳
もう一つ日本人が「検討する」の意味でよく使うのがstudyだと思います。こちらはGoogle翻訳では、「特に書籍などによって、学術的な物事について知識を得ることに時間や注意を使う」といった表現になっています。こちらは、主に研究などに使えるかもしれません。
study
the devotion of time and attention to acquiring knowledge on an academic subject, especially by means of books.
出典:Google翻訳
日本人の「検討する」は口先だけ?
一方、日本人は「検討する」という言葉を都合よく使っています。皮肉としてよく言われるのは「検討する」けれども実行しないというのもよくあるケースです。欧米人は日本人の「検討する」をこんな風に見ているかもしれませんよ。
仕事でもよくある話として、誰がいつまでに何をどのようにといった5W1Hがはっきりしないことが多いケースがあります。「なんとなく考えてみます」という、その場合しのぎの便利な言葉かもしれません。
CD2枚付 世界のエリートを唸らせる 話すビジネス英語「検討する」をcome up withと言ってみる
私が一緒に仕事をしているネイティブスピーカーがよく使うのが、come up withという表現です。Google翻訳では「思い付く」という風に訳されています。「思い付く」というと少し軽い表現に見えますが、実際のビジネスの場面ではcome up withが日本語の「検討する」という意味でよく使われます。
I’ll come up with the time line of the project by the end of this week.「今週末までに、プロジェクトの日程について検討します。」といった感じです。
come up withは何となくですが、具体的な検討を行うという意味にも取れます。considerは考える、studyは研究するという感じですが、より抽象的な印象があります。したがってビジネスではcome up withがしっくりくるかもしれません。
think aboutではダメか
もっとシンプルにthink aboutではダメでしょうか。おそらく問題ないと思います。〜について考える、という意味では検討するということになるでしょう。私の感覚ですが、アメリカ人はcome up withを、ヨーロッパ人はthink aboutをよく使うような気がします。
我々日本人にも、think aboutはしっくりきますね。じっくりと考えてみよう、というような気になります。
まとめ
さて、仕事でよく使う「検討する」の英語表現について考えてみました。いかがでしたか?それぞれの表現ごとに以下のような特徴がありました。
- considerは意思決定をするために注意深く考えるという意味
- studyは学術的に研究するという意味
- come up withはアメリカ人が仕事でよく使う表現
- think aboutは日本人にも理解しやすい表現
表現はともかく、日本人は「検討する」ことを5W1Hに照らし合わせて具体的に考える癖をつけたほうがいいかもしれませんね。英語のことを考えましたが、ちょっと違うところに話が行ってしまいました。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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