東京証券取引所で2020年の大発会が行われました。終値は451.76円安の23,204.86円でした。
アメリカ・イランの問題が影を落とす
年末から年始にかけて、またトランプ大統領がやらかしてくれました。イランとの関係悪化により、世界的にリスクオフの状況になりました。これを受けて日経平均株価も朝から大きく値を下げて、一時500円以上の値下げとなりました。
2019年の大発会も大幅な下げを記録しましたので、2年連続でご祝儀相場はありませんでした。ただ2019年は、大発会で大幅に下げた後は順調に上昇して、年末には24,000円を超える好調ぶりでした。さて、今年はどうなるでしょうか。
私個人としては、1日の上げ下げに一喜一憂せず、いつも言っている長期視点で投資を継続したいと思っています。ただし、相場の状況は毎日しっかりとフォローしてゆきます。
大発会ではなぜ女性が晴れ着を着るのか
さて話は変わりますが、大発会では晴れ着姿の女性が風物詩になっています。今年も鮮やかな振袖姿の女性たちが、東京証券取引所に花を添えました。
でもなぜ晴れ着を着た女性が東京証券取引所に現れるのでしょうか。私も詳しくはわかりませんが、一つ言えることは、大きな時代錯誤ではないかということです。それは大発会そのものについても言えるかもしれません。
昔は、トレーダーが取引所に集まり、実際の取引をしていましたからこのような催し物が意味をなしていたのだと思いますが、現在では株式は全て電子取引です。そもそも取引所に人がいなくても取引は成り立つ訳です。さらに言えば、証券会社が介在しなくても個人での取引がインターネットでできるようになっているのです。
このような時代に、取引所に集まり、大発会を行うことにどのくらい意味があるのでしょうか。しかも女性だけが晴れ着を着て集まる、というもの海外の人が見ると極めて奇異に映るのではないかと思います。晴れ着を着ている女性たちの多くは証券会社の会社員のようで、着付けや髪にかかる費用も自腹だと言います。
日本の伝統を重んじる、ということは理解できなくもありません。しかし、あくまでもビジネスの世界ですから、そろそろ見直してもいい習慣ではないかと個人的には思っています。
2020年の相場はどうなるのか
これは、毎回言っている通り、なんとも言えません。将来がどうなるかなんて、誰にも予想できないからです。今回のアメリカ・イランの関係悪化に伴う相場への影響がどの程度続くかは気になりますが、これも相場ですので、落ち着いてしっかりと見てゆきましょう。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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