テレワーク（在宅勤務）のハックをまとめてみました

新型コロナウイルスの影響で、テレワーク（）を続けている人も多いと思います。今回は、テレワークを行う上でのハックをまとめてみました。

テレワークのハック7つ
時間を決めて守る
仕事モードのスイッチを入れる
ルーティンを決める
自宅のネットワーク環境を整える
普段できないことをやってみる
Web会議は顔見せで
息抜きも必要

テレワークのハック7つ

テレワークは楽しい、面白いと思っている人。飽きた、つまらないと思っている人。人それぞれでしょう。でも、新型コロナウイルスの感染を防ぐためにも、家で働くということはとてもいい手段です。テレワークをより充実した、楽しいものにするために、今回は私が実践しているテレワークのハックを7つご紹介します。

時間を決めて守る
仕事モードのスイッチを入れる
ルーティンを決める
自宅のネットワーク環境を整える
普段できないことをやってみる
Web会議は顔見せで
息抜きも必要

それでは順番に見てゆきましょう。

時間を決めて守る

テレワークでは、仕事のメリハリをつけることが重要です。その中でもとりわけ時間を決めることが大切です。会社にいると、始業時間、昼休み、終業時間が決められているため、その時間に合わせて仕事をしてればいいのですが、テレワークは全て自分で管理する必要があります。そのため、仕事を始める時間、終わる時間を決めておくことをおすすめします。

例えば仕事をはじめる時間は朝9時、昼休みは12時から1時間、仕事を終える時間は17時といった感じで自分で時間を決めてしまうのです。会社での仕事と違って、テレワークは比較的自分のペースで仕事をすることができます。逆に言えば、時間を決めておかないとなかなか仕事を始められなかったり、ズルズルと何時まででも仕事をしたり、ということになりかねません。

もちろん、Web会議などが入っていて自分の都合ばかり優先できないケースも多いと思いますが、それ以外の時間はしっかりと自分でコントロールするようにしましょう。

一方で、Web会議が朝8時から始まるようなケースは、自分で決めた仕事開始時間よりも１時間仕事を早く始めることになります。その場合は、16時に仕事を終えるなど、臨機応変にその日のスケジュールを決めてしまいましょう。もちろん、業務開始、終了時間をしっかりとマネージャに伝えておくことは言うまでもありません。

仕事モードのスイッチを入れる

テレワークにおいて、時間の管理とともに重要なのが、「仕事のスイッチを入れる」ということです。家にいるとなかなか仕事モードに入れない人もいると思いますが、自律したビジネスパーソンであれば、そんなことを言っていてはいけません。

そんな時におすすめするのが、自分なりのスイッチの入れ方を決めておくということです。例えば、パソコンの電源をオンにする、手帳を開いて今日の予定を確認する、マネージャや仕事の同僚に朝一番で電話をかけるなど、仕事モードに入るためのスイッチを決めておくと良いでしょう。

私の場合は、部屋を移動してまずパソコンの電源をオンにします。食事が終わると、すぐに寝室兼仕事部屋に移動。椅子に座るとすぐにパソコンをオンにします。これが私の仕事モードへのスイッチです。

ルーティンを決める

以前このブログの記事で、「ルーティンの大切さ」についてお話ししました。仕事、プライベートともにルーティンを決めて実質するということです。これは仕事で言う標準化にも繋がる話です。

通常、会社に行く場合の私のルーティンは、「毎朝同じ時間に起床し（夏でも冬でも同じ時間です）、洗顔→朝食→歯磨き→着替え→身支度」です。テレワークをする際も、基本的に同じルーティンを同じ時間にこなしています。（ただし身支度については、髭を剃るのが3日に1回程度になっています。）

会社に行かないテレワークでも、いや会社に行かないテレワークだからこそ、このようなルーティンを行うことが大切だと思います。人生や生活にはリズムというものがあります。会社に行かないと、ついいつもと違ったリズムになってしまう人もいるかもしれませんが、これは私はあまりいいことだとは思いません。テレワークの時でも休日でも同じようなリズムで生活することを心がけたいものです。

自宅のネットワーク環境を整える

「自宅のネットワーク環境を整えるなんて当たり前でしょ、何を今さら。」と思う人がいるかもしれませんが、実は意外と自宅のネットワークが整備されていない人がいるのです。

私の知人では、自宅にネットワークを引いていないのでWifiが使えないという人がいました。その人は固定電話を持っておらず、日常的にスマホだけで生活しています。また別の人は、自宅のネットワーク速度が遅いため、その人とWeb会議をすると決まって途中で音が途切れたり、雑音が入ったりしています。皆さんの周りにもいませんか？

テレワークを実現するためには、会社が環境を整えるのはもちろんですが、実は自宅のネットワーク環境も重要になってきます。会社がいくら立派な設備を整えても、自宅のネットワークが遅いとそこがネックになり、Web会議の品質が悪くなってしまいます。

会社によっては、このような自宅のネットワーク環境整備のために補助を出したりしているところもありますが、かなりのレアケースです。基本的には自分で環境整備をしなければなりません。Web会議で品質が悪いと思っている人は、会社の問題が多いですが、場合によっては自宅のネットワークの問題かもしれません。日常、家でインターネットをしていて遅いと感じるような場合は、迷わずプロバイダーを替えることをおすすめします。

普段できないことをやってみる

緊急度と重要度のマトリクスをご存知でしょうか。以下のようなものです。

重要だが緊急ではない	重要かつ緊急
重要でも緊急でもない	重要ではないが緊急

会社にいてなかなかできないことがあります。それは、上の表の左上にある「重要だが緊急ではない」仕事です。右上の仕事は当然いつもやっていると思います。また、会社にいると右下の仕事も以外に多いものです。例えば、締め日が決まっている経費精算などです。左下の仕事をしている人はあまりいないと思います。

やはり「重要だが緊急ではない」仕事は、会社にいるとついつい後回しになってしまいます。例えば、半年後のプロジェクトに向けた計画書の作成や、自己啓発などです。緊急の仕事に邪魔されて、なかなか手につかないことが多いのではないでしょうか。

幸いテレワークは、前述の通り時間を自分でコントロールできます（コントロールしなければなりません）。先ほどもお話ししましたが、テレワークの1日のうち、例えば2時間を自己啓発に充てるといったことを始めてみてはいかがでしょうか。

私は普段あまりできない、業界に関する最新動向の調査をやるように心がけています。普段からやってはいるのですが、やはりあまり時間を取ることができないため、テレワークの際はこのような調査に時間をかけるように心がけています。

Web会議は顔見せで

このポイントはテレワークでは結構重要です。人の顔を見て話すというのは、顔の表情を読み取る上でとても大切だからです。一般的に日本人は、Web会議で自分の顔を映さない人が多いようです。欧米人は好んで自分の顔を映します。

大人数の会議では難しいかもしれませんが、日常的に行なっている少人数でのWeb会議では顔を映すことをおすすめします。

特にOne on Oneミーティングなどは、相手の表情を見ることが極めて重要です。マネージャの方はぜひお願いしたいところです。

また、テレワークになると多くの人が疎外感を感じると言います。普段会社で顔を合わせている人と、ほとんど顔を見なくなるのが一つの原因だと思います。そんな時にせめてWeb会議ではお互いに顔を見ながら話すことができると、多少なりとも疎外感は抑えられるのではないかと思います。

息抜きも必要

テレワークをしていると、特に真面目な人は常に机でパソコンに向かっていることが多いかもしれません。ある時間、集中して仕事をするということはとても重要なことですが、一方でしっかりとリラックスする時間も必要です。人間の集中力が持続するのはせいぜい１〜２時間です。疲れたと思ったら、しっかりと休憩を取りましょう。

また、リフレッシュするための工夫も必要です。私は1日のうちのコーヒーブレイクのための時間を決めていて、必ず自分でドリップ式のコーヒーを淹れるようにしています。コーヒーが好きなこともありますが、自分でコーヒーを淹れるということがリフレッシュになるのです。また短い時間ですが、音楽を聴いたりします。１曲3分〜5分程度ですから、ちょうど良い息抜きになります。

私の知人は、仕事を途中で中断してジョギングに出かけるそうです。また、15分程度の昼寝も午後の仕事に向けては効果的かもしれません。

自分でコーヒーを淹れる、音楽を聴く、ジョギングする、昼寝する。これらは会社にいるとほとんどできませんよね。ただ、今後テレワークが一般的になり、働き方も多様化してくると、これらのことが当たり前になるかもしれません。今回は、新型コロナウイルスという不幸なことがきっかけでテレワークを余儀無くされていますが、これを前向きに捉えて多様な働き方に個人がチャレンジする良い機会でもあると私は思っています。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。