データで伝えることの重要性 東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイト

東京都の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」 仕事のハック

今回は、仕事を進める上でのハック(ヒント)について考えてみたいと思います。データで伝えることの重要性について、事例として東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトを取り上げます。

日頃から私が気をつけていること ファクトを示す

日頃から私が気をつけていること ファクトを示す

私が日頃から気をつけていることは、ファクト(事実)を示すということです。このブログでも色々なデータなどを使って説明するように心がけています。以前の「これからの仕事は新KKD?」という記事でも、「データに基づく判断を行う」ということをお伝えしました。

毎日同じような仕事をしていると、ついつい流れに身を任せてしまうケースが多くなってしまうと思います。また、議論が横道にそれたり、なかなか結論が出ないというような場合も多いと思います。そんな時に、役立つのがファクト(事実)なのです。事実をしっかりと見るということが、どんな仕事でも重要になります。

仕事で議論をしていると、机上の空論になる場合があります。それは、なんとなく理想論や思いだけが先行して、足元を見ていないことが原因になることが多いのです。そんな時は、基本に立ち返ってファクトを見てみましょう。

ファクトを見る時に、一番わかりやすいのがデータです。基本となるデータをしっかりと示して、そのデータに基づいて議論したり、結論を出したりすることがビジネスの現場では極めて大切なのです。

「東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイト」はデータをしっかりと伝えている

「東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイト」はデータをしっかりと伝えている

ご覧になった方も多いと思いますが、東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトはファクトをしっかりと伝える上でとても重要な役割を果たしています。

毎日、東京都の小池都知事が記者会見を行い、「本日の感染者数は○○人」と伝えています。その情報は、日本人に「落胆」や「安堵」を与えています。「昨日よりも感染者が増えた」となれば人々はがっかりするでしょうし、「昨日よりも感染者が減った」となればよかったと思う人も多いでしょう。そのデータの元は全てこの新型コロナウイルス感染症対策サイトから取得しているものなのです。

人々が落胆したり安堵したりするのも、データというファクトに基づいて小池都知事が話をしているからです。今回の新型コロナウイルスへの対応は、安倍首相よりも小池都知事の方が評価されているようですが、その大きな要因の一つが「データを示している」ということだと私は考えています。

東京都の累計陽性患者数
出典:東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

上のグラフをご覧ください。これは、2020年4月24日時点の東京都の累計陽性患者数を示したものです。4月の初め頃から、急激に陽性患者数が増加していることが一目瞭然です。

東京都の陽性患者の状況
出典:東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

上の図は、2020年4月24日時点で感染した3,733人(累計)がどのような状況になっているかということを示したものです。まだ入院している人が、感染者のうち72%もいることがわかります。入院患者で、軽症・中等症の人と重症の人の内訳もわかります。また不幸にして亡くなった方が、感染者のうち2.4%であることがわかります。

このようにしっかりとしたデータ(数字)を示すと、人間は「今、何が起きているのか」ということをかなり正確に理解することができるのです。その意味でも、東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトはとても優れた情報源になっていると言えます。

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトから学べることを仕事に生かす

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトから学べることを仕事に生かす

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトが、ファクト(事実)つまりデータをしっかりと示しており、それが人々の理解に役立っていることはおわかりいただけたと思います。このサイトから学べることを仕事に生かしてゆきたいものです。そこでいくつかポイントを整理してみましょう。

  1. データを図示する
  2. 迅速に行動する
  3. 周りの意見を聞いて改善してゆく

データを図示する

これについては、すでにお気づきだと思います。東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトから2つの図を紹介しましたが、いずれもビジュアルに訴えていてわかりやすいものです。ファクト・データを示すことはとても大切なことですが、表形式で数字の羅列になると、人は途端に見る気力を削がれてしまいます。そこで役立つのが図です。

最初に示した陽性患者数の累計グラフは、3月末から4月初めがターニングポイントであったことを物語っています。また検査陽性者の状況の図は、今回の感染症の患者さんたちがどのような状況になっているのか、ということをビジュアルで訴えています。

仕事を進める上で、データを示すことが大切であるとお伝えしましたが、さらに人に理解してもらうためには、わかりやすく図示するということが重要だと思います。

迅速に行動する

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトは、2020年2月26日に小池都知事が新型コロナについての専門ホームページ立ち上げを指示した後、わずか1週間の3月3日には立ち上がりました。極めてスピーディな対応です。

実際にこのサイトの立ち上げを指揮したのは、宮坂学副知事です。宮坂学副知事はかつてYAHOOの社長から都政へと転身を図った人です。流石に東京都というお役所だけでは、できなかったと思います。このように民間の、しかもインターネット業界で活躍した人を登用したというのは成功だったのではないかと思います。

今回のコロナウイルスの感染拡大のように、何か大きな事件が起きた時に、いかに迅速に行動するかというのが一つのポイントになります。対応が後手後手に回ると、中国やアメリカのような状況になります。ビジネスでも全く同じことが言えますね。

周りの意見を聞いて改善してゆく

先ほど書いたように、このサイトはわずか1週間で立ち上げを敢行しました。そのため、最初は提供できる情報が多くありませんでした。しかし、徐々に提供できる情報を増やしたり、周りの意見を聞いて改善をしてきました。その結果、今では多くの人に役に立つ情報を提供することができています。

ビジネスで重要なことは、独善的にならず周りの意見をよく聞くということだと思います。日本人の特性として、最初から完璧な物を作りたいという思いが強い傾向があります。これは悪いことではないのですが、今回のような非常時には、早く結果を出すことがより重要です。まずは不十分でも役に立つ情報を提供し、あとは周りの意見をよく聞いて、徐々に改善してゆく。これも私たちの日常の仕事に活かせるポイントですね。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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コメント

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