今回は、我々が何気なく使っている「会社員」を英語で言ってみましょう。
会社員って何だ?
そもそも会社員って何でしょうか?普段何気なく「私の職業は会社員です」などと使いますね。でも正直なところ、英語で会社員という表現は見当たりません。
とは言えネットで少し調べてみると、会社員の英訳としてan office workerや a company employeeという表現をしているところが多いようです。Google翻訳でも、日本語に会社員と入れて英語を調べてみるとan office workerや a company employeeという訳が出てきます。
an office workerは「オフィスで働く人」、a company employeeは「会社に雇われている人」という意味で使っているのだと思いますが、ちょっと違和感があります。
どういう時に会社員という表現を使うか
それでは、日本で会社員という表現はどいういう時に使うか考えてみましょう。よくあるのが自己紹介の時ですね。「あなたの職業は何ですか?」と聞かれて「会社員です」と答える人が多いと思います。また、役所や金融機関に出す申請書などにも「会社員」という職業欄があります。我々日本人にとってはおなじみの職業と言えます。
一方、英語で自分の職業を説明する時に、「会社員です」というのはとても難しいことなのです。何故ならば、会社員に当たる英語が見当たらないからです。したがって、英語で自己紹介をする時に「私の職業は会社員です」という表現は使わない方がいいということになります。
特にネイティブと会話する時に、I’m an office worker.や My job is company employee.という言い方をすると、「え?」という感じになってしまうと思います。
では、自分の職業をどのように説明したらいいのでしょうか?
英語では会社員という職業ではなく仕事内容を説明する
少し考え方を変えてみましょう。
「あなたの職業は何ですか?」と聞かれて、「会社員です」と答えるのではなく、あなたの仕事の内容を説明するようにしましょう。例えばあなたの仕事が車の営業であれば、次のように表現してみてはどうでしょうか。
I’m working on selling cars.
My job is to sell cars.
他にいくつか例を挙げてみます。
私の仕事は家電製品を設計することです。
My job is to design electric appliances.
私は工場のラインで精密部品の製造に携わっています。
I’m engaged in producing precision parts at factory lines.
私は経理担当として決算資料の作成を行っています。
I’m working on creating financial documents as an accounting professional.
英語ではよりプロを意識した表現をしてみる
上の例でお気づきかもしれませんが、欧米人に自分の職業を説明する際には、「会社員」という漠然とした言い方をではなく仕事の内容そのものを説明するのが一般的です。これは、欧米人は「仕事をしている人はプロである」という考え方に基づいています。
皆さんは普段会社で仕事をしていて、自分の仕事をどう感じていますか?「俺はフツーのサラリーマンだから」「給料をもらうために仕事をしてます」という人もいるかもしれません。そのため、自分の職業を説明する時にも「会社員です」と言っても違和感を覚えないのかもしれません。
しかし欧米人は、「お金をもらって仕事をしている限りはプロである」という意識が非常に強い人が多いのが事実です。ですから、これから欧米人に自分の職業を説明する際には、「よりプロを意識した表現を使う」ことをおすすめします。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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[…] 「会社員」を英語で言うと今回は、我々が何気なく使っている「会社員」を英語で言ってみましょう。ihitihit.com2020.08.01 […]