みずほ銀行のトラブルに学ぶ 口座を複数持つ重要性

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みずほ銀行のトラブルに学ぶ 口座を複数持つ重要性 貯蓄・保険
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2021年2月28日にみずほ銀行で大規模なトラブルが発生しました。その後3月3日、7日、12日と立て続けに計4回もトラブルを起こしたため、頭取が謝罪するという大事に発展しています。今回はこのみずほ銀行のトラブルを受けて、私たち利用者が取るべき行動について考えてみたいと思います。それは、銀行口座を複数持つということです。

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みずほ銀行トラブルの振り返り

みずほ銀行トラブルの振り返り

それではまず、今回のみずほ銀行のトラブルについて簡単に振り返ってみます。

みずほ銀行のトラブルについては、メディアで大きく取り上げられていますので多くの人がご存知だと思います。最初のトラブルは、2021年2月28日に起きました。全国の多くのATMが使えなくなり、中にはキャッシュカードや通帳をATMに吸い込まれたまま戻ってこないという事態になった人もいました。ATMの前で何時間も待たなければいけなかったという人もいました。とても残念な事故です。

2月28日は日曜日でしたが、月末ということもあり多くの人が出先のATMで現金を引出したのではないかと思います。翌3月1日の月曜日も、ATMが稼働できないという状況が続いていました。現金が引出せずに困った人もたくさんいたものと想像します。

最初のトラブルはなんとか3月1日には落ち着きます。しかしその後、3月3日にも同じく一部のATMが使えなくなるというトラブルが発生します。

そしてさらに3月7日には、ATMとインターネットバンキングで定期預金への入金手続きができなくなるというトラブルも起きました。

3月12日には、法人向けの送金サービスにトラブルが発生します。この時は、個人の顧客ではなく法人顧客に影響が出ました。

それぞれのトラブルの原因や状況については、これまでもメディアで多くの記事が出ていますので、ここでは簡単な振り返りに留めておきたいと思います。しかしながら、この短期間にこれだけ立て続けに銀行のトラブルが発生したというのは、私も初めて経験しました。それくらいインパクトの大きな事象だったと言えるでしょう。

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銀行口座を複数持つ理由

銀行口座を複数持つ理由

話は少し変わりますが、私は常々銀行口座を複数持つ必要があると思っています。一番大きな理由は、「効率よくお金を運用するため」です。このブログはお金に関するものですので、いかに効率よくお金を運用して増やしていくかということを目指しています。その中で、銀行口座を複数持つというのは基本的なことだと考えています。

私が行っている銀行口座の使い分け方法について、詳しくは以下の記事に書いていますのでよかったらご覧ください。

詳細は上の記事を読んでいただくとして、銀行口座を複数持つ必要についてポイントを述べておきたいと思います。

私の基本スタンスは、普段使いの銀行口座とお金を増やすための銀行口座を分けて使うということです。この考えに至った理由として、私のアメリカでの生活経験があります。

アメリカではこの2つの口座の役割が明確になっていて、銀行で口座開設をすると必ず2つの口座が設定されます。一つはチェッキングアカウント、もう一つはセービングアカウントです。チェッキングアカウントは普段使いに利用します。セービングアカウントは貯蓄、つまりお金を増やす目的で設定されている口座で、チェッキングアカウントよりも利率が高くなっています。

普段使いの口座は、お金の出入りが多いのであまりお金を増やすということには向いていません。一方、セービングアカウントのように貯蓄目的の口座が別にあれば、より高い利率でお金を運用することができます。私はこの考え方は、お金を効率的に運用する意味でとても理にかなっていると思っています。

ただし日本の場合は、同じ銀行に複数の口座を持ってもあまりメリットがありません。せいぜい普通預金と定期預金の口座を分けるということくらいでしょう。しかし残念なことにメガバンクの場合、普通預金と定期預金の金利はあまり変わらないのです。

参考までにメガバンクの一角であるみずほ銀行の普通預金、定期預金の金利は以下の通りです。(2021年3月時点)

  • 普通預金金利 0.001%
  • 定期預金金利 0.002%

普通預金と定期預金の金利は、たった0.001%しか差がないのです。これは1ヶ月定期でも10年定期でも同じですし、1万円預けても1,000万円預けても同じ金利です。定期預金の金利は全て0.002%なのです。なんということでしょう!

一方でネット銀行では、普通預金でも金利が0.1%の銀行がありますし、0.2%の銀行もあります。だから私は、お金を増やすための貯蓄用の口座としてネット銀行を利用しているというわけです。

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みずほ銀行のトラブルで学ぶこと

みずほ銀行のトラブルで学ぶこと

さて話を元に戻します。今回のみずほ銀行のトラブルで、我々利用者は何を学ぶべきかということについて考えます。以下の2つの視点で考えてみましょう。

  1. システムのトラブルは必ず起きることを肝に銘じる
  2. 銀行口座を複数持ってリスク回避する

システムのトラブルは必ず起きることを肝に銘じる

このことについて、私たちはつい忘れがちです。普段ATMは使えて当たり前、トラブルが起きるなんてもってのほか、と思っています。これは電気・ガス・水道と同じで、ATMが社会インフラになっているためです。現代社会では、これらのインフラが止まると大きな影響があります。そのため今回のトラブルでも、金融庁がみずほ銀行に対して厳しい報告命令を出しています。

しかし銀行のATMはシステム(ソフトウエア)で動いています。ソフトウエアにはバグ(誤り)がつきものです。残念ながら、これは仕方のないことです。

システムで使うソフトウエアは人が作るものです。そのため間違いが出るのはやむを得ないことなのです。これはみずほ銀行のようなメガバンクでも、ネット銀行でも同じです。メガバンクだから安心、という過信は間違いです。このことを、私たち利用者はしっかりと頭に入れておく必要があると思います。

銀行口座を複数持ってリスク回避する

これは最初の項目とも関連します。銀行のATMはソフトウエアを使って動いているため、トラブルが起きることはやむを得ないと言いました。そのため、トラブルが起きることを前提として私たち利用者は行動する必要があります。それはどのようなことでしょうか。

そのためには、やはり銀行口座を複数持っておくということが必要だと思います。先ほど、お金を効率よく運用するために口座を複数持つということをお話ししましたが、このことはリスク回避にも繋がることなのです。

私のおすすめはネット銀行を利用するということですが、どうしてもメガバンクをメインにしたいという人は、普段使いの口座をメガバンクともう一つ別にネット銀行の口座を使うことをおすすめします。そうすれば、どちらかの銀行でトラブルが起きても、慌てずにもう一つの銀行からお金を引き出すことができます。

ATMにキャッシュカードが吸い込まれてしまったとしても、銀行に伝えておけば必ず戻ってきます。その場をすぐに離れてもう一つの銀行からお金を引出せばいいのです。何時間もATMの前に待っている必要もなくなります。

このように、銀行口座を複数持っておくということは、お金を効率よく運用することとともに、何かトラブルが会ったときのリスク回避の手段にもなります。これが、私のやり方です。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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