外資系企業で働いてみる

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外資系企業で働いてみる スキルアップ

日本にいると、当たり前ですが日本の企業に就職することが多いと思います。ただ、グローバル化が進展している現在では、多くの外資系企業が日本にオフィスを構えています。今回は外資系企業で働くということはどんなことかについて考えてみたいと思います。

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外資系企業と日本企業の違いは何か

外資系企業と日本企業の違いは何か

それでは最初に、日本企業と外資系企業の違いから見てゆきましょう。それぞれ良いところと悪いところがあると思いますが、外資系企業の特徴をまとめると以下のポイントになります。

  1. 成果を求める
  2. 人材は育成よりも即戦力を求める
  3. 給与は高め
  4. 休暇や働き方に関して寛容

それでは、この後それぞれの特徴について見てゆきたいと思います。

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外資系企業では努力よりも成果を重視する

外資系企業では成果を求める

外資系企業の一番の特徴は「成果を求める」ということです。日本企業の場合は、努力をしていればある程度評価されるケースがあります。「彼は毎日遅くまで頑張っているから、高く評価してあげよう」とか、「彼女は休日出勤が多くなったから、その分加点してあげよう」といったことが起こります。

日本企業は評価基準が曖昧なことが多く、上司の意思や忖度でメンバーの評価が決まってしまうことが多いのが現実です。最近では日本でも「成果主義」ということが言われるようになりましたが、本当の成果主義にはまだまだ遠いというのが印象です。

また、上司に気に入られるかどうかというもの重要な要素になるケースもあります。ハロー効果という「なんとなく感じる印象」で評価されることもよくある話です。

一方で外資系企業では、成果が全てと言っても過言ではありませn。いくら毎日遅くまで残業していても、成果がでない人は評価されません。明確にKPI(Key Performance Indicator : 重要業績評価指標)が設定されていて、数値管理が厳しく行われます。

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外資系企業は即戦力の人材を求める

人材についてはどうでしょうか。外資系企業では、即戦力を求めます。日本企業のように新人から長い年月をかけて育てるという悠長なことはありません。

これは海外における人材マーケットの流動性の高さが大きな理由です。海外の場合は、ジョブホッピングと言って個人は自分のキャリアアップを目的として次々と会社を変わってゆきます。企業も人が次々と新しく変わることが前提になっています。日本の場合は、終身雇用制が中心ですからあまり人材マーケットの流動性は高くないわけです。

「知らないと後悔する定年後の働き方 Forest2545新書 」の著者、木村勝さんは終身雇用制について以下のように述べています。

終身雇用制は、ジェイムズ・アベグレンの1958年の著書『 日本の経営( 2004年に日本経済新聞社より 新訳版)で日本の雇用慣行の特徴として、年功序列、企業別労働組合とともに、「日本的経営の三種の神器」 として取り上げられてきました。

出典:木村勝「知らないと後悔する定年後の働き方 Forest2545新書 」

かつて日本経済が強かった頃は、終身雇用制がその理由の一つとして理解されていたのです。しかし、バブル経済が終わり低成長時代になるとこの神話も崩れ、今では世界から見ると極めて違和感のある制度になってしまったのです。

もう一つ日本企業の特徴としては、新卒大量採用があります。毎年話題になるのが、青田買いや内定時期の話です。これは外資系企業ではありえない話です。

もちろん外資系企業でも新卒の人材を採用することはあります。しかし、求められるのは専門性です。大学時代に経済学や心理学を専門で勉強してきた学生が即戦力として採用されます。一方の日本企業は「大学でなんとなく4年間を過ごしてきた」学生を採用して、「長い期間をかけて育成」します。すでに人の採用時点で、スピード感において日本企業と外資系企業の差がついているような気がします。

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外資系企業の給与は高い

外資系企業の給与は高い

お金の話で一番気になるのは、外資系企業の給与でしょう。残念ながら日本企業の給与は外資系企業のそれに及びません。このカラクリを見てゆきましょう。

まず日本企業の場合は、年齢によって給与水準がある程度決まってきます。新卒入社3年目の若手より、20年働いているベテランの方が給与が高いのが一般的です。これは年功序列の結果です。

一方で外資系企業の場合は、年齢はあまり関係ありません。前述の通り成果主義ですから、良いパフォーマンスをあげれば若くてもどんどん給与が上がっていきます。3年目の若手の方が、20年働くベテランより給与が良いというのはよくある話です。

また、逆に成果を上げられない人はその会社を辞めてしまいます。切り替えが早いというか、「その会社が合わない」と判断したらさっさと次の会社に移ってしまうのです。これも前述の人材マーケットの流動制が高いから可能になるわけですね。その結果、会社にはパフォーマンスの良い人が残る傾向にあるため、必然的に給与水準も高くなるのです。

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外資系企業は休暇や働き方に寛容

外資系企業は休暇や働き方に寛容

以前の記事でも書きましたが、欧米人は長い休暇を取ります。夏休みやクリスマス。長い人は1ヶ月近く会社に来ません。これだけ長い期間休暇を取っても、誰も文句を言いません。

なぜでしょうか?欧米人は、会社の生活と個人の生活をうまく切り分けているからです。日本人よりも個人の生活を重要視するということです。日本には昔から「滅私奉公」という言葉があるように、個人を犠牲にしてでも会社に尽くすという概念が根強く残っているため、休みを取ることに対して罪悪感を感じてしまうのです。

また働き方についても寛容なところがあります。日本でもテレワークという言葉が最近になって使われるようになりましたが、アメリカ(特に西海岸の会社)では10年以上も前から使われています。「ノマドワーク」という言葉もあるくらいで、オフィスに限らず自宅や街中のカフェで仕事をするというのはもう一般的になっています。

オフィスでの服装も自由なことが多く、Tシャツやジーンズで働いている人が多くいます。時間や場所にとらわれず自由な環境に身を置くことで、新しいイノベーションが起こるという考え方です。Tシャツを着て仕事をすればすぐにイノベーションが起きるかと言うとそうではありませんが、発想を変えてゆくということが重要なのです。

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まとめ

今回は外資系企業で働くということにフォーカスを当ててお話ししましたが、いかがでしたか。日本企業との違いを理解していただくことに役立てば何よりです。

また、これをきっかけに外資系企業で働いてみたいという人が現れると、日本にも多様性が広がるような気がして嬉しく思います。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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