東京証券取引所では、2019年の取引が全て終わりました。大納会を終えたところで、2019年の日経平均株価と来年の展望について考えてみたいと思います。
2019年の日経平均株価の動き
2019年の大納会での終値は23,656.62円。前日からは-181.10 円(-0.76%)となりました。しかし、2019年の株価の動きは全般的に堅調だったと言えるでしょう。
2019年の大発会の終値は19,561.96円となり、前日から −452.81でした。年初からいきなり400円以上の値下がりで、今年も先が思いやられると思っていました。しかしながら、その後は4月末くらいまでは順調に上がり続けます。
ただ、5月から夏場にかけては、軟調な時期が続きます。特に8月は海外投資家が休みに入ることもあり、株価はなかなか上がりませんでした。米中の貿易問題が出てきたのもこの時期です。世界中にリスクオフの雰囲気が漂いました。
しかし9月頃からは再び株価は上昇を始めます。10月に一度下げる時期がありましたが、その後は一本調子で上昇を続け、ついには24,000円を突破します。2019年の終値こそ24,000円を切りましたが、年初からは4,000円以上の上昇となりました。
日経平均株価上昇の恩恵
前述の通り、日経平均株価は年初から約20%値上がりしたことになります。おそらく2019年は利益をあげた投資家が多かったのではないでしょうか。
私自身も、2019年は比較的投資が順調に行きました。いつもお伝えしている通り、私は中長期投資が中心ですので、頻繁に売買はしません。今年も履歴を見てみると、売った銘柄は3つのみです。そのうち1つは損切りでしたが、他の2つは利益を上げることができました。トータルでもプラスとなりました。
別の記事でもお伝えしている通り、私の投資信託も全てプラスで推移しています。これも順調に株価が上がっている恩恵かもしれません。
2020年の日経平均株価はどうなるか
結論から言うと、2020年の日経平均株価がどうなるかわかりません。未来のことは誰も予測不可能だからです。
ただ一つ言えることは、2019年の後半は一気に株価が上がっていますので、この後はリスクが大きくなるような気がしています。一時的にせよ日経平均株価が24,000円を超えて、世の中全般が「イケイケ」になっているように思います。雑誌などのメディアでも、株価が上がっているので投資を煽るような記事が目立ちます。しかし過去の経験上、こういう時は大抵天井になっているケースが多いのです。
後から振り返ると、「あの時が天井だった」ということが多いのですが、株価が上昇を続けている時はこれが永遠に続くような錯覚を覚えるのです。これが危ない。株価が上がり続けることなど絶対にありません。
私自身は今ポジションの整理をしているところで、ある程度の利益が出ているものは年初にでも売りに出そうと思っています。株価が加熱気味だからです。
2020年もオリンピック・パラリンピックまでは株価が上がるかもしれませんし、その前に下がるかもしれません。いずれにしても今の株価をずっと維持することはありませんので、高いところで売っておく必要があると思っています。そして下がったところで、再び買いを入れる。それが私の投資の方針です。
1年間ありがとうございます
さて、2019年も大晦日を迎えました。今年8月にこのブログを開設して以来、読者の方にはお世話になりました。どうもありがとうございます。2020年が皆さんにとっても良い年になりますよう、祈念して今年の投稿を終えることにします。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
※当ブログで取り上げる銘柄や投信などの評価および株価に対する評価は、あくまでも当ブログの個人的な考えによるものです。従いまして、個別の銘柄の購入などを推奨するものではありません。株式や投信への投資は自己責任で行っていただくようお願いいたします。
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