新生銀行が3ヶ月ものの定期預金金利0.7%のキャンペーンを実施しています。3ヶ月定期預金ですが、新規に新生銀行に口座開設をする人にとっては、0.7%の金利とポイントプレゼントが魅力的です。今回はその内容、メリット、デメリットなどについて見てゆきましょう。
新生銀行スタートアップ定期預金の概要
新生銀行のスタートアップ定期預金は、3ヶ月もので年金利0.7%です。一見、かなり高い金利に見えますが、ここで注意が必要です。0.7%の金利はあくまでも年金利ですので、3ヶ月ものの定期の場合は以下のように計算する必要があります。500万円を預けた場合の例が、新生銀行のWebサイトに載っていますので引用します。
【利息計算例】[500万円お預け入れの場合]500万円×金利 年0.5577%(税引後)×3ヵ月÷12ヵ月=約6,970円。利息計算例は元本に税引後金利と預入期間を乗じた単純計算です。実際は1年を365日とした日割り計算(預入日数に応じた単利計算)であるため、お受取利息は若干異なる場合があります。利息は満期日に一括でお受け取りいただきます。
出典:新生銀行Webサイト
まず0.7%の金利に源泉分離課税(国税15.315%、地方税5%)がかかります。これを差し引くと、実質の金利は年0.5577%です。次に0.7%の金利は1年間預けた場合の年金利ですので、3ヶ月定期の場合はそれを4分の1にする必要があります。つまり0.7%×1/4=0.175%ということです。
従って、500万円を3ヶ月預けた場合の金利は以下のようになります。
500万円×金利 年0.5577%(税引後)×3ヵ月÷12ヵ月=約6,970円
金利に税金がかかるということと、3ヶ月定期は金利が4分の1になるということがポイントです。この点は注意が必要です。ただ、0.175%でも十分高い金利と言えますので、魅力的なキャンペーンであることには間違いありません。
その上、新生ポイントプログラムに申し込めば、dポイント、Tポイント、nanacoポイントのいずれかが1,000ポイントもらえるというおまけ付きです。
さらにさらに、今回新生銀行に新たに口座開設をして所定の条件を満たせば、最大で7,000ポイントがもらえるというキャンペーンも行っているのです。この後、詳しく見てゆきましょう。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!新生銀行スタートアップ定期預金で金利0.7%の金利を得るための条件
それでは次に、新生銀行のスタートアップ定期預金で0.7%の年金利を得るための条件を整理しましょう。大きく分けて以下の3つの条件をクリアすることが必要です。なお、これらの条件を満たした上でさらに新生ポイントプログラムに申し込めば、dポイント、Tポイント、nanacoポイントのいずれかが1,000ポイントもらえます。
新生銀行に新たに口座開設する
まずは新生銀行に新たに口座開設をする必要があります。残念ながらすでに新生銀行に口座を持っている人は対象外です。やはり新たな預金者を集めたいという銀行側の思惑ですね。
口座開設から3ヶ月後までにスタートアップ定期預金に預け入れる
口座開設が完了したら、口座開設月を含む3ヵ月目の末日までにスタートアップ定期預金に預け入れる必要があります。つまり12月に口座開設した人は、翌年の2月末日までにスタートアップ定期預金に預け入れなければこの金利を得ることはできません。
オンラインで30万円以上を預け入れる
また、スタートアップ定期預金に預け入れる金額はオンラインで30万円以上です。新生銀行の店頭やコールセンターでスタートアップ定期預金を申し込む場合は、300万円以上の預け入れが必要になります。この点は注意しなければいけませんね。従って、オンラインでの定期預金申し込みがおすすめです。
最大で7,000ポイントをゲットする条件
それでは、もう一つの魅力である最大7,000ポイントをゲットできる条件も整理しておきましょう。新生銀行のWebサイトに以下のような条件が掲載されています。
まず新規に口座開設して、口座開設月を含む3ヵ月以内にポイントプログラムにエントリーすると500ポイントもらえます。口座開設したら、すぐにポイントプログラムにエントリーしてください。これがスタートです。
次に口座開設月を含む3ヵ月以内に、新生パワーダイレクト(インターネットバンキング)へログインすれば200ポイントです。
口座開設月を含む3ヵ月以内に他の金融機関から1回1万円以上、口座へ振込入金すると500ポイントになります。ここまではそれほどハードルが高くありませんね。
次に連続エントリーすると300ポイントゲットです。これはどういうことかと言うと、口座開設月を含む3ヵ月以内に、2ヵ月連続で新生ポイントプログラムにエントリーする必要があります。この条件も忘れなければ大丈夫ですね。
次からはちょっとハードルが上がります。口座開設月を含む3ヵ月以内に、他の金融機関から新生銀行の口座へ「給与」と認識できる入金が1回3万円以上があることが条件に加わります。これをクリアすると2,500ポイントゲットできて大きいのですが、給与振込口座を変えるというのはちょっと迷う人が多いかもしれません。
次は口座開設月を含む3ヵ月以内に口座振替登録を行うことと、口座開設月を含む3ヵ月後末日時点の円普通預金残高が3万円以上あることが条件になります。これでさらに2,000ポイントゲットできます。公共料金の引き落としなどを新生銀行から行える人は変更すると良いでしょう。
最後の条件、これが一番難易度が高いかもしれません。口座開設月を含む5ヵ月目の新生ステップアッププログラムのステージが「新生ゴールド」以上であることと、口座開設月を含む3ヵ月後末日時点の円普通預金残高が3万円以上あることです。
新生銀行もステージ制を導入していて、新生ゴールドのステージに上がるためには、預け入れ総資産の月間平均残高が200万円以上などの条件をクリアする必要があります。詳しくは新生銀行のWebサイトに記載されていますので、チャレンジしたい人は以下のリンクをご覧ください。
新生ゴールドのステージの条件
新生銀行スタートアップ定期預金のメリットとデメリット
それでは最後に新生銀行スタートアップ定期預金のメリットとデメリットを整理してみます。
新生銀行スタートアップ定期預金のメリット
新生銀行スタートアップ定期預金のメリットは、以下の2つと言えます。
- 年金利0.7%という高い金利を得ることができる(3ヶ月で0.175%)
- dポイント、Tポイント、nanacoポイントのいずれかが1,000ポイントもらえる
- さらに条件によっては最大で7,000ポイントもらえる
1は、先ほど述べた金利の注意点を理解した上で、それでも納得できるという人であればメリットと言えます。他にも0.2%の金利を得られる定期預金を出している銀行がありますが、1年ものが多いのです。この新生銀行のスタートアップ定期預金は3ヶ月という短期で0.175%ですから、期間と金利のバランスで考えるといい条件だと思います。
2と3については、ポイントを集めている人にとってはとても魅力的なメリットです。私の場合はdポイントをメインで集めていますので、興味があります。
新生銀行スタートアップ定期預金のデメリット
- 金利0.7%について誤解しやすい
- 最大7,000ポイントをゲットするためのハードルが高い
1は、これまでもお話ししている通り、文面通り受け止めると誤った判断をしてしまう可能性がありますので要注意です。金利のマジックをよく理解した上で預け入れしてください。
2については、おそらく1,500ポイントまでは多くの人が達成できると思います。しかしそれ以上のポイントをもらうためには、色々と判断しないといけないので考えどころです。人によって状況が異なると思いますので、これもよく考えた上でしっかりと見極めたいですね。
まとめ
さて今回は、新生銀行スタートアップ定期預金について説明をしてきました。いかがでしたか?定期預金の概要から始まり、その条件及びメリット・デメリットについて解説しました。
個人的には、金利よりもポイントプレゼントに興味があります。最大7,000ポイント全てゲットするにはとても勇気が必要ですが、普段使っているポイントをより多くもらえれば金利と同じような効果がありますので、とてもいいチャンスではないかと思っています。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
どんどんお金を増やす!かしこい資産運用術 2020年版 にほんブログ村人気ブログランキング
コメント