お金の不安をファイナンシャルプランナー（FP）に相談実践編

「お金の不安をファイナンシャルプランナーに相談」は、前回の概要編に続いて今回は実践編です。ファイナンシャルプランナーとは何か、ということについて理解していただいたところで、次は私自身の経験を詳しくお話ししたいと思います。さて、お金の不安を解消しましょう。

ファイナンシャルプランナーへの相談内容　ポイントはお金の不安
相談の進め方
お金の不安解消に向けてファイナンシャルプランナーからの提案
まとめ

ファイナンシャルプランナーへの相談内容　ポイントはお金の不安

私は約１か月にわたり、合計3回相談をしました。相談内容は以下の通りです。お金の不安に関するものですね。

将来のマネープラン
マネープランを実現するための資金運用計画

また私は土日しか時間が取れなかったため、休みの日にファイナンシャルプランナーの方の事務所に出向いて相談に乗ってもらいました。時間はそれぞれ2時間程度です。非常に充実した時間となりました。

私を担当いただいたファイナンシャルプランナーは、金融に関する教育関係の会社と業務提携をしている人でした。また、名刺には以下の資格が記載されていました。さてファイナンシャルプランナーは、私のお金の不安を解消してくれるのでしょうか。

CFP
日本証券業協会　二種外務員
住宅金融普及協会　住宅ローンアドバイザー
相続診断士

相談の進め方

相談に先立ち、ファイナンシャルプランナーの方からその日の趣旨説明があります。「何について相談するのか」、「どのような結果を期待するのか」についての確認です。そして個人情報の取り扱いに関する説明を受けます。最初のこの2点は重要ですので、担当したファイナンシャルプランナーの人に必ず確認するようにしてください。

そしていよいよ本題に入ります。自分の相談したい内容を詳しく話します。私の場合は、前述の通りお金の不安に関して将来のマネープランとその資金運用計画についてのものでしたので、その背景などを説明するところから始めました。具体的には「50代を迎えて将来に不安があること」、「将来どのような資金運用をすればよいのか」といった内容です。

続いて実際のデータについての説明を行います。前回お伝えした通り、ファイナンシャルプランナーは数字を使って詳しくシミュレーションしてくれますので、できるだけ正しい数字を伝える必要があります。私の場合は、現在の貯蓄額、保険の種類、ローン残高、投資の状況などを数字を交えて説明しました。私はマネーフォワードMEを使ってお金の見える化をしていますので、あまり苦労せずに情報を伝えることができました。相談する際には、事前に準備しておくことをおすすめします。

初回は私からの説明で時間を使い切りました。その分、自分の置かれている状とお金に関する不安をファイナンシャルプランナーの人によく理解してもらえたと思っています。この時間が大切なのです。1回目の相談の情報提供に続き、2回目、3回目はファイナンシャルプランナーからの提案を受けることになります。

お金の不安解消に向けてファイナンシャルプランナーからの提案

2回目の相談で、資金計画についての提案を受けました。今の資産状況を元に、10年後の目標額を決めます。その目標額に到達するために、どのように資金運用する必要があるかという提案です。私の場合は、10年後の目標額に達するために年率3.11%の利回りが必要であることがわかりました。

現在の普通預金金利は0.001%ですので、年率3.11%の利回りというのはかなり高いハードルになります。ちょっと不安になりました。しかしながら、株式や投資信託を組み合わせてこれくらいの利回りを目指しましょう、といったアドバイスをもらうことができました。

資金計画を策定する際に役立ったアドバイスは、介護にかかる費用、家のリフォーム費用、車の買替え費用を必ず計上するということです。退職金や年金のことは自分でもなんとか考えられますが、介護・家のリフォーム・車の買替え費用については見落としがちです。こういった点がお金のプロからアドバイスをもらう利点だろうと思います。

3回目の相談では、各種保険の提案を受けました。実は2回目の相談の時に、マネープランから介護費用が漏れていると指摘をされました。アドバイスを元に計画には入れましたが、具体的にどのように介護費用を確保するのか、ということがわかっていませんでした。そこで3回目の相談では、各種介護保険の紹介をしてもらったというわけです。

ついでに資金運用をするために、外貨保険の紹介もしてもらいました。実際にパンフレットを見ながら、それぞれの保険の特徴や注意点を懇切丁寧に説明してくれました。私にとっては、かなり役立つ情報でした。結果的に私のお金の不安はかなり解消されたと言えます。