今回は転職のススメです。皆さんも転職についての悩みをお持ちの人が多いと思います。実は私は一度も転職経験がありません。「それじゃ、ダメでしょ」と思う人もいると思いますが、こんな私も3回転職を考えたことがあるのです。今回はそんな私の経験から、なぜ転職を考えたのか、なぜ転職しなかったのかということをお話ししたいと思います。
私の転機は、30代、40代、50代とほぼ10年おきにやってきました。それぞれで転職しようとした理由も違いますし、転職しなかった理由も違います。このような私の経験をお話しすることで、これから転職を考えたい人や、今の仕事を続けるかどうかで悩んでいる人の一助になれば幸いです。
30代の転機:上司と合わない
私の最初の転機は30代でやって来ました。会社に入って10年くらい経過し、仕事にも慣れ、後輩も増えてくる時期です。やりがいのある仕事を任される時期でもあり、一方で将来への不安も大きくなる時期だろうと思います。
私もあるチームのリーダーとして仕事を任されており、周りからの評価もそれほど悪くなかったと思います。仕事は楽しく、自分のやりたいことができていました。
しかし途中で上司が代わりました。これがきっかけでした。その上司はかなり細かいことをズケズケと言う人で、私は正直あまりソリが合いませんでした。当初はなんとか切り抜けていましたが、これが長く続くとやはり苦痛になりました。この当時は私も生意気でしたから、その上司に対して率直に物言いをしていました。そうすると10倍くらいになってイヤミが返ってきます。
ほぼ毎日、同僚に愚痴を言ったり、ノートに苦しい思いを書き綴っていたことを覚えています。「もう会社なんてやめてやる!」と半ば自暴自棄になってしまいました。
この時、私が転職をしなかったのは、家族の存在でした。当時は今ほど転職が一般的ではなく、終身雇用が中心でした。プライベートでもまだ子供は小さく、他の会社に行って家族を養うことができるかどうか自信がなかったのです。それが、転職を諦めた理由です。
ただ今から思い起こせば、世の中を広く知るという意味でも30代に転職をしておけばよかったかな、と少し後悔しているところもあります。30代で転職に迷っている人がいたら、今の時代いくらでも仕事はありますから、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
ちなみにその上司に対して、今ではとても感謝しています。まだ未熟だった私を育ててくれたからです。
40代の転機:左遷
2回目の転機は40代です。左遷なんて大げさなことを書きましたが、辺鄙なところに異動になったという意味です。ただ、そこにはあまり行きたがる人はいませんでした。
この”左遷”には、少し紆余曲折があります。当初は私以外の人が異動する予定でした。ところがその人のプライベートの理由で行けなくなってしまったのです。そこで代打として私に御鉢が回ってきたという訳です。その時に思ったのは、「私でなければいけないのか?」という疑問です。上司からも明確な異動の理由は示されませんでした。
私は「この会社には必要とされていないのかもしれない」という不安を感じました。そうであれば、自分を必要としてくれるところに転職しようと思ったわけです。
しかし行ってみるとその赴任先はとてもいいところで、大歓迎で私を受け入れてくれました。子供の受験があったため単身赴任になりましたが、仲間もたくさんできて公私ともにとても充実した日々を過ごすことができました。そのため2回目の転機においても転職はしませんでした。
50代の転機:スカウト
3回めの転機は転職エージェントからのお誘い、いわゆるスカウトでした。どこから聞きつけてきたのか、ある日突然転職エージェントからメールが届き、「一度話をしたい」というものでした。私はそれほど乗り気ではありませんでしたが、興味本位で転職エージェントを訪れました。
1時間半ほど面談をしました。最初は私のプロフィールや仕事内容、、経歴、強みなどの説明をしました。その後は、エージェントから転職までのプロセスの説明がありました。最後にエージェントの方から話があったのは、「オファーが2社から届いているのでぜひ面接してほしい」というものでした。
よく話を聞いてみると、2社のうち1社はあまり興味のあるオファーではありませんでした。もう1社は誰でも知っているエネルギー関係の会社で、これまでの私の経験を活かせるような仕事でした。年収も3割程度アップするというオファーでしたので、少し心が動きました。結局その日は検討することにして、エージェントを後にしました。
しばらくすると再度転職エージェントからメールが届き、「この前の結果を教えてほしい」という連絡がきました。この日はエージェントの社長も出てきて、私にオファーを勧めます。
しかし悩んだ挙句、私はオファーを断りました。理由はオファーをもらう直前に、現在の会社である部門の責任者を任されることになったからです。
まとめ
さて、私の転職に関する経験談はいかがでしたか?結局3回の転機があったにも関わらず、いずれも転職はしませんでした。しかし今振り返って後悔しているのは、30代の転機で転職しなかったことです。やはり若いうちに色々な経験をして、自分の力をつけてゆくことが必要だったかなと思っています。
読者の方の中で、転職に悩んでいる人がいたらまず検討してみてください。そして悩んでみて、自分に合った仕事なのかどうか、自分の将来に役にたつか、という視点で考えてみてはどうでしょうか。そして、できれば勇気を持って転職することをおすすめします。勇気を持てなかった自分の自戒も込めて、皆さんにアドバイスです。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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コメント
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