商工中金がまた始めました。何かと言うと、お約束の定期預金金利0.22%キャンペーンです。これまでもキャンペーンを行ってきましたが、2022年4月からも嬉しいキャンペーンを継続してくれるということです。早速その内容を見てゆきましょう。また、私自身がしばらく商工中金を使ってみて感じているメリットとデメリットについてもお話しします。
商工中金の定期預金申し込みはこちらから(商工中金のWebサイトにジャンプします)
今回の商工中金キャンペーン内容のおさらい
いつものことですが、ご存知ない方のために今回の商工中金キャンペーン内容をおさらいしてみます。
この商工中金のインターネットバンキングキャンペーンを活用すると、なんと最大0.22%の金利を得ることができます。最近では新生銀行がスタートアップ定期預金で金利0.3%というものを打ち出していますが、2022年9月現在、私の知る限りでは定期預金0.22%の金利はそれに次ぐレベルだと思います。
今回新たに商工中金の口座開設をする人と、すでに口座を持っている人で定期預金金利が異なりますので注意が必要です。新たに口座開設する人は0.22%、すでに口座を持っている人は0.2%の金利になります。当然ですが、新規顧客を優遇したキャンペーンになっています。
さらにアプリで口座開設をした人には、アマゾンのギフト券1,000円分がプレゼントされます。これは嬉しいですね。
一方、これまで行われていた現金プレゼントは無くなってしまったようです。これまでは、預け入れ金額に応じて、口座に現金が振り込まれていました。今回無くなってしまってとても残念です。
お金と資産の羅針盤 豊かな人生を手に入れる一番わかりやすい教科書商工中金で定期預金金利0.22%を得るための条件
キャンペーンのメリットを得るための条件のポイントは、これまでと同じように以下の通りです。
- 商工中金の口座を開設する
- 商工中金のインターネットバンキングを申し込んでログイン
- 商工中金の定期預金「マイハーベスト」に預け入れる
今回は全体の流れを商工中金のWebサイトで説明した図がありましたので、上に引用しました。
それでは、これらの条件を詳しく見てゆきましょう。
商工中金の口座を持っていてインターネットバンキングを申し込む
商工中金の口座を持っているということは当たり前ですが、さらにインターネットバンキングを申し込む必要があります。商工中金と言うと、政府系の金融機関でお堅いイメージがあり、典型的なレガシー銀行という位置付けではないかと思います。顧客もどちらかと言うと、中小企業の経営者や高齢者が多いのではないかと想像します。
そんな商工中金が定期預金の高金利を提供すると言うことで、若年層の一般顧客にもターゲットを移そうと考えているのかもしれません。ネット銀行との、生き残りをかけた競争が激化してゆくのだと思います。
期限 2022年9月30日までに申し込む
今回のキャンペーンは、2022年9月30日15時までに申し込む必要があります。通常この手のキャンペーンは短期間のものが多いのですが、今回の商工中金のキャンペーンは半年間という長い期間受け付けています。
「15時まで」の受付というのが、レガシー銀行らしくてちょっと笑ってしまいました。前項でネット銀行との競争と書きましたので、本音としては24時まで受け付けて欲しいものです。
定期預金(1年・2年・3年)に50万円以上預け入れる
この条件が一番重要ですね。商工中金の定期預金商品である「マイハーベスト」に、50万円以上預け入れる必要があります。預け入れ期間は1年、2年、3年のいずれかです。
預け入れ期間による金利の違いはありませんから、3つの選択肢からどれかを選ぶことになります。これはその人のマネープランによって決めればよいと思いますが、短期間で高い金利を目指すのであれば私としては1年ものをおすすめします。
一点気になるのは、若年層を取り込もうとした時に50万円以上というのがネックになるかもしれません。個人的にはせめて10万円以上にして欲しいと思いました。
0.22%の金利が適用されるのは新たに口座を開設する人限定
先ほどもお伝えしましたが、この条件も重要です。今回のキャンペーン金利である0.22%が適用されるのは、新たに商工中金の口座を開設する人のみです。現在、商工中金の口座を持っていて新たにこのキャンペーンに応募する人は、0.2%の金利が適用されます。
この条件も明らかに新規顧客を狙っているものですね。一方で、現時点で商工中金に口座を持っている人もちょうどこのキャンペーン期間中に満期になる人は、新たに申し込むとメリットがあります。というのも、通常の商工中金の定期預金金利は0.015%ですから、0.2%でもかなり高い金利で定期預金ができるからです。
商工中金を使うメリットとデメリット
私が商工中金に初めて口座開設をしてから、かなりの期間が経過しました。実際に使ってみて私が感じる商工中金のメリットとデメリットを説明したいと思います。
商工中金のメリット
私にとっての商工中金のメリットは以下の2点です。
- 定期預金の金利が高い
- 継続的にキャンペーンを行っている
定期預金の金利が高い
これは何度も述べていることですね。新生銀行など1年もので0.3%の高い金利を出す銀行も出てきましたが、0.22%というのはこの低金利時代においてはとても高い金利と言えます。
50万円以上の余裕資金がある人は、口座を作っておいて損は無いと思います。
継続的にキャンペーンを行っている
これも大きな魅力です。他の銀行でも同様のキャンペーンを打ち出しているところがありますが、多くは夏・冬のボーナスシーズンのみのところが多いように思います。
商工中金では継続的に同様のキャンペーンを提供してくれており、前回のキャンペーンが2022年3月で終了したと思ったら、間髪入れずに2022年4月から同様のキャンペーンをスタートするという熱の入れようです。これは商工中金のメリットだと思います。おそらく2022年9月に現在のキャンペーンが終了しても、これまでの経緯からその後またすぐに新しいキャンペーンを始めるのではないかと思っています。
商工中金のデメリット
一方で、私が感じている商工中金のデメリットは以下の3点です。
- アプリが使いづらい
- 口座開設まで時間がかかる
- 通帳が発行される
アプリが使いづらい
これは何とかならないのかといつも思っています。正直、とても使い勝手が悪いアプリです。
左が商工中金インターネットバンキングのアプリ画面です。
契約者番号または店番号+口座番号を入れる必要があります。暗証番号は入れるのもやむなしと思いますが、9桁の契約者番号や7桁の口座番号をいちいち覚えている人はいないと思います。
他のネット銀行では、顔認証などの生体認証が当たり前になっていますので、そのような新しいテクノロジーを使ったアプリを早くリリースして欲しいと願ってやみません。
この後、アプリにログインするとインターネットバンキングの画面になりますが、こちらもほぼPC版と同じインターフェイスになっています。スマホに最適化された画面でないので、やはり使い勝手はイマイチです。おかげで私は、この商工中金のアプリにほとんどアクセスしなくなりました。
さらにセキュリティについても一抹の不安があります。楽天銀行やauじぶん銀行は多要素認証を導入しています。しかし商工中金のアプリは暗証番号(パスワード)のみの認証です。大切なお金を扱っているのですから、もう少しこの点を考慮して欲しいと思いました。
口座開設まで時間がかかる
私が商工中金の口座開設依頼をしてから、実際にアプリでインターネットバンキングが使えるようになるまで10日以上かかりました。以前お伝えしたauじぶん銀行の場合は、3日で全て完結しましたので、それと比べると長いと言わざるを得ません。
今後、商工中金が本気でネット銀行と競争して行こうとしているのであれば、スピード感を上げる必要があると思います。
通帳が発行される
口座開設の際に印鑑のイメージを送る必要があることも驚きましたが、通帳が発行されることにもびっくりしました。
確かに商工中金の顧客層は比較的年配の人が多く、通帳が無いと心配だという人もいると思います。しかし私のように銀行の店舗に行かない人間にとって、通帳は不要です。盗難や紛失などのリスクもあるので、むしろあると困ると感じている人間です。
通帳を発行するために口座開設に時間がかかっているとしたら、余計に残念でたまりません。せめて口座開設の時点で、通帳が必要か不要か選べるようになるといいと思いました。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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