前回、島根銀行の定期預金のことをお伝えしましたが、今回は鳥取銀行の故郷(ふるさと)とっとり応援定期預金を紹介します。山陰地方の銀行、頑張っていますねぇ。この定期預金、実はふるさと納税のサービスも付いているというユニークな定期です。それでは、詳しく見てゆきましょう。
鳥取銀行故郷(ふるさと)とっとり応援定期の申し込みはこちら(鳥取銀行のWebサイトへジャンプします)
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故郷(ふるさと)とっとり応援定期の概要
島根県の隣、鳥取県でも面白い定期預金を出しています。故郷(ふるさと)とっとり応援定期というものです。この定期預金のポイントは、金利が0.26%と高いこと、そして何より口座から自動的にふるさと納税ができるということです。
1年もの定期預金のみで、適用金利は年0.26%と定期預金の中でも高金利の商品です。預入金額は一口あたり500万円です。満期後は自動継続となり、利息のみ普通口座に振り込まれます。この利息から、ふるさと納税を行うことになります。
故郷(ふるさと)とっとり応援定期の申し込みにあたっては、以下の注意事項があります。
- インターネットバンキングからのみの申込みであること
- 鳥取県外に住んでいる人限定であること
- ふるさと納税の返礼品は鳥取銀行が指定するコースから選択すること
鳥取銀行故郷(ふるさと)とっとり応援定期の申し込みはこちら(鳥取銀行のWebサイトへジャンプします)
億万長者の教科書口座開設からふるさと納税までの流れ
それでは、この故郷(ふるさと)とっとり応援定期で、どのようにふるさと納税を行うのかということを見てゆきましょう。
口座開設から、ふるさと納税を行うまでのステップは以下の通りです。
- インターネット支店で口座開設
- 砂丘ダイレクトサービスで本定期500万円申込みすると同時に普通預金へ1万円入金する(初回のふるさと納税金)
- 普通預金より寄附金1万円を自動引落しする(翌営業日)
- 提携企業からふるさと納税の返礼品が届く
- 鳥取県から「寄附金受領証明書」が届く
- 税務署で確定申告を行って税額控除を受ける
- 満期(自動継続・解約金受取)後に、利息入金後寄附金1万円を自動引落しする
まず最初のステップとして、インターネットで口座開設をします。先ほど説明した通り、インターネットでの口座開設が条件となります。
次に、砂丘ダイレクトサービスと呼ばれるインターネットダイレクトサービスで、故郷(ふるさと)とっとり応援定期に1口500万円を申し込みます。それと同時に、普通預金へ1万円入金する必要があります。
翌営業日に、普通口座に振り込んだ1万円が自動引き落としされます。この1万円が、初回のふるさと納税として使われます。そして、提携企業からふるさと納税の返礼品が届きます。
鳥取県から「寄附金受領証明書」が送られてきますので、これを使って確定申告を行います。これにより、税額控除されます。
満期後は自動継続となり、解約しない限り元本の500万円は下ろすことができません。利息だけが普通預金口座に振り込まれます。そして、その利息から次のふるさと納税が自動で行われます。このサイクルを1年ごとに繰り返していきます。
鳥取銀行故郷(ふるさと)とっとり応援定期の申し込みはこちら(鳥取銀行のWebサイトへジャンプします)
故郷(ふるさと)とっとり応援定期の返礼品一覧
次にこの故郷(ふるさと)とっとり応援定期で送られてくるふるさと納税の返礼品について見てゆきましょう。返礼品は、鳥取銀行が指定した以下のものから選択できます。
コース | 説明 |
【肉コース】鳥取県畜産農業協同組合(鳥取市) | 循環型農畜産業を実践し、鳥取の大地ですくすくと育った、安心・安全なF1牛のお肉をお届け。 |
【賀露水産物コース】株式会社中村商店(鳥取市) | 白イカ、ハタハタ、岩牡蠣など、旬にこだわり、新鮮な鳥取の海の幸をお届け。 |
あいサポートコース】株式会社プレマスペース (鳥取市) | さくさくおいしいラスクや贅沢バームクーヘンなど、鳥取の食材を使って、丁寧に焼き上げたお菓子をお届け。 |
【乳製品コース】大山乳業農業協同組合(琴浦町) | 純白の牛乳一滴一滴にまごころを込め、酪農家の心をそのままお届けする、新鮮・安全・安心な美味しい製品をお届け。 |
【境港水産物コース】大海株式会社(境港市) | 鳥取県境港の前浜で水揚げされる魚を旬と鮮度にこだわり、独特の加工技術で素材を活かして絶妙な味加減で仕上げ。 |
【卵かけご飯コース】有限会社ひよこカンパニー (八頭町) | 鳥取で平飼された鶏の卵「天美卵」と鳥取産有機米こしひかりをお届け。 ※有機米こしひかりは数に限りがあり、特別栽培減農薬こしひかりに変更する場合あり。 |
【ワインコース】株式会社北条ワイン醸造所 (北栄町) | 地元北条砂丘で栽培したブドウを使った赤ワイン2本(ミディアム、ライト)と、とっとり二十世紀梨わいん1本をお届け。 |
梨コース】有限会社新興(南部町) 《取扱期間限定 毎年6月~8月末》 | 丹精込めて木で完熟させて鳥取県南部町の二十世紀梨を、中でもとりわけ希少な4L・5Lの大玉に限定してお届け。 |
※2021年7月現在の返礼品
※コース、説明は鳥取銀行のWebサイトより抜粋
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故郷(ふるさと)とっとり応援定期のメリット・デメリット
それでは、最後に故郷(ふるさと)とっとり応援定期のメリット・デメリットをまとめることにします。
故郷(ふるさと)とっとり応援定期のメリット
0.26%という優遇金利を得ることができる
前回紹介した島根銀行の0.3%には及びませんが、定期預金としては非常に高金利のため魅力的な商品と言えます。
インターネットで(鳥取県を除く)全国から申し込みできる
地方銀行も最近はインターネットバンキングを強化しており、鳥取銀行でも今回の故郷(ふるさと)とっとり応援定期を全国から募集できるようにしています。
逆に鳥取県在住の人は申し込みができませんが、これはふるさと納税の趣旨を考えるとやむを得ないことかもしれません。
プレミアム付きのふるさと納税返礼品を受け取れる
故郷(ふるさと)とっとり応援定期は、ふるさと納税をウリにしているだけあって返礼品にもこだわっています。鳥取県のふるさと納税パートナー企業と提携・協力して、鳥取銀行独自のプレミアムをつけた返礼品を受け取ることができます。
先ほどの一覧でお見せした返礼品は、通常のふるさと納税では受け取れないもののようです。これはプレミア感があっていいですね。
故郷(ふるさと)とっとり応援定期のデメリット
1口500万円以上であること
これはかなり高いハードルだと思います。夏や冬のボーナスをもらったとしても、1年間眠らせる余裕資金として500万円を用意するのは、ちょっと大変。せめて50万円くらいにしてくれると嬉しいのですが。
自動継続となってしまう
満期後は全て自動継続となってしまうため、解約しない限りは元本を受け取ることができません。毎年利息から自動的にふるさと納税ができて返礼品を受け取ることができますが、長期間続くと資金繰りが少し苦しくなるかもしれませんね。
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。
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