ライフプランセミナー 定年退職後の仕事編

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ライフプランセミナー  定年後の仕事編 働き方

前回のブログで、ライフプランセミナーについてお話ししました。プログラム概要のうち、定年後の仕事についてはもう少しお話したいと思い、「定年退職後の仕事編」ということでお届けします。

前回もお話しした通り、セミナーにおける定年退職後の仕事については、人事部の説明が中心になります。具体的には定年後再雇用や外部の再就職紹介などについての説明があります。今回は、①定年後再雇用、②定年後の転職、③定年後の起業の3つについて考えてみたいと思います。

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定年退職後の仕事 再雇用が必要な理由

定年後再雇用が必要な理由

現在多くの企業では、定年退職後も継続して仕事ができる定年後再雇用制度というものを導入しています。これは「高年齢者雇用安定法」という法律に基づく考え方で、第8条には「従業員の定年を定める場合は、その定年年齢は60歳以上とする必要がある。」と決められています。また、第9条には「①65歳までの定年の引上げ、②65歳までの継続雇用制度の導入、③定年の廃止、のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要がある」とも決められています。

各企業はこの「高年齢者雇用安定法」の要請によって、定年退職後も仕事ができるよう再雇用制度を導入しているという訳ですね。世の中を見渡すと、65歳まで定年を延長している会社、定年自体を廃止している会社はまだ多くなく、そのため65歳までの継続雇用制度の導入しているのです。

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定年退職後再雇用の仕事

定年後再雇用

さて多くの企業で導入している定年退職後の再雇用ですが、その仕事にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。いくつかの視点で考えてみたいと思います。

まずは給与の視点。今の制度では現役時代の給与からかなり下がるのが常識になっています。どのくらい下がるのかというと、その人の年収やポストによっても変わりますが、おそらく半分以下になる人が多いでしょう。法律では、給与水準までは定めていないため、企業側としては少しでも安い人件費で雇いたいという思いがあります。

次に勤務時間の視点ではどうでしょうか。会社によっては、フルタイムではなくパートタイムでの勤務も認めているところが多いようですので、週に3日、4日などこの点は少しフレキシブルに働き方を選ぶことができます。現役時代は仕事に邁進してきて、少し余裕を持って働きたいという人にはよい考え方ですね。

もう一つ、職場の視点で見てみます。多くの会社では、現役時代に働いた職場に再雇用されるケースが多いようです。その意味では、これまでの経験が生かせるというメリットがあります。一方でかつては部下だった人が上司になるなど、人間関係が少し難しくなるというデメリットも発生する可能性があります。この点は注意ですね。

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定年退職後に転職して別の仕事をする

定年後に転職する

ライフプランセミナー では、定年退職後再雇用だけではなく、他社に転職する、あるいは起業するといった仕事の選択肢も示されます。さて、判断のしどころですね。

まずは他社に移るという選択肢から見てゆきましょう。ライフプランセミナー で、他社に移るという説明は、多くの場合転職エージェントの方が来て行うケースが多いようです。この場合は、一旦今勤務している会社を退職して、エージェントから紹介される会社の面接を受けて、合格し本人も納得できればそこで働くということになります。通常の転職と全く同じですね。

ただ一つ、決定的な違いがあります。それは給与です。通常の転職の場合は、多くは給与が上がるケースが多いものです。まさに、自分を高く評価してくれる会社に転職するというのが目的ですから。

一方で定年退職後に転職するというのは、給与の面ではかなりの譲歩を迫られます。先ほど説明した通り、定年退職後再雇用で仕事をする場合はほとんどのケースで給与が下がります。これは転職しても同じなのです。今いる会社に再雇用される場合と同様に、転職して他の会社に移る場合も給与は半分程度になると思っておいた方がよいでしょう。

仕事内容も変わる、給与も減るという意味では、定年後の転職は再雇用よりもリスクが高いと言えるかもしれません。

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定年退職後に起業する

定年後に起業する

さて、もう一つの選択肢である起業について見てゆきましょう。起業については、ライフプランセミナーではあまり話はされません。また、3つの選択肢の中で最もリスクが高いと言えます。特に定年までに何の準備もしてこなかった人については、定年後すぐに起業するというのはおすすめできません。

「老後不安がなくなる 定年男子の流儀」などの著書で知られる大江英樹さんは、定年後に半年間だけ再雇用で仕事をしてその後起業した方ですが、何も準備をしていなかったため最初の1年はほとんど仕事が無くて苦労したと言っています。アイディアや才能のある大江さんでさえそうだったのですから、そうでない人はかなり苦労すると思います。

一方で、現役時代にある程度起業のための準備をしてきた人にとっては、成功する確率は上がってきます。特に起業は、再雇用や転職と異なり自分の好きなことを仕事にするケースが多いでしょうから、モチベーションがかなり違うと思います。定年になる前から準備してきた人にとっては、一定のメリットがある選択肢でしょう。

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まとめ

ライフプランセミナー 定年退職後の仕事編として、3つの働き方について考えてみました。私はそろそろ真剣に考えないといけない年代ですが、30代、40代の人も早めに考えて、必要な準備をすることを強くおすすめします。

そうすれば、一番リスクの高い定年後の起業についてもうまくいくかもしれません。何事もしっかりとした準備が必要なのです。皆さんが、正しくかつ自分が納得できる選択ができることを祈っています。

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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コメント

  1. […] ライフプランセミナー 定年後の仕事編前回のブログで、ライフプランセミナーについてお話ししました。プログラム概要のうち、定年後の仕事についてはもう少しお話したいと思い、 […]

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