住宅ローンの金利交渉方法

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住宅ローンの金利交渉方法 節約術
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皆さんは住宅ローンを借りていますか?毎月の支出、そしてボーナスからの中でも住宅ローンの返済は金額が大きいですよね。私も住宅費を節約するために、ダメ元で銀行と住宅ローンの金利を下げる交渉をしました。その結果、支払額を下げることに成功しましたので、その方法を説明します。

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住宅ローン金利の種類

住宅ローン金利の種類

交渉の話に入る前に、まず住宅ローン金利の種類について説明します。もう知っているよ、という人はここは飛ばしていただいて結構です。

住宅ローンは基本的に銀行から借りることになります。住宅ローンを借りる場合の金利は大きく分けて以下の3種類があります。

  1. 変動金利型
    その時々の金利によって返済額が変動する
  2. 固定金利型
    ローン返済期間の間は金利が固定され、返済額も固定される
  3. 固定金利期間選択型
    5年間や10年間など金利を固定する期間を選べて、期間終了後も変動か固定かを選択できる

それぞれメリット・デメリットがあり、まとめると以下のようになります。

ローン金利種類メリットデメリット
変動金利型現時点では金利が最も安い・将来金利が上がる可能性がある
・金利が変わるため返済計画が立てにくい
固定金利型返済計画が立てやすい現時点では金利が最も高い
固定金利期間選択型固定期間は返済計画が立てやすい将来の金利変動が大きくなる可能性がある

ちなみにインターネットで検索すると、2021年1月時点のそれぞれの金利種類の相場は大体以下のような状況のようです。

  • 変動金利型      0.4%〜0.8%
  • 固定金利型      0.9%〜1.9%
  • 固定金利期間選択型  0.4%〜2.9%

どの金利を選択するかは皆さんのライフプランによって変わりますので一概には言えませんが、超低金利時代の今現在では、私は変動金利型を選択しています。

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住宅ローンの金利を下げる交渉は本当にできるのか?

住宅ローンの金利を下げる交渉は本当にできるのか?

結論から言うと、住宅ローンの金利を下げる交渉はできます。しかも極めて簡単に。それでは、私が実行してきたことを順を追って見てゆきましょう。

偉そうなことを言っていますが、お恥ずかしながら私はつい最近まで金利の相場を調べたことがありませんでした。大体これくらいだろうというのは理解していたつもりでしたが、正直なところ「変動金利を使っている限りは、この超低金利時代、安い金利で借りられているはずだ。」と思い込んでいたのです。そのため、住宅ローン金利を調べるということに対して、あまり興味を持っていませんでした。

しかしあることがきっかけで住宅ローン金利を調べてみると、自分が借りている金利がかなり高いということが分かったのです。世の中の住宅ローンの相場を見て、愕然としました。すでに書いたように、私は変動金利型の住宅ローンを借りています。その金利は1.275%です。まあ、こんなもんだろうと思っていた私は、一気に考え方が変わりました。「これは何とかしないとだめだ。」

ちなみに、きっかけになった「あること」というのは、FPへの相談です。FPに相談したところ、私の住宅ローン金利が高いという指摘を受けて、そこから話が始まりました。このFPへの相談内容については、また別途記事にしたいと思っています。

先ほども書いた通り、世の中の変動金利型の金利は概ね0.4%〜0.8%が多いということが分かってきました。一方で自分が借りている金利は1.275%とかなり高い。もっと節約できるはずだと思いましたが、さて、どうしたら下げられるのかというところまでは考えが及びませんでした。

私が借りている銀行のホームページを見てみると、ローンの相談コーナーがあります。しかし「当行の住宅ローンをお借り入中のお客様」というページを見ても、「繰上げ返済」と「金利種類の変更」の2つの手続きしかありません。繰上げ返済をするには資金繰りを考えないといけないし、今さら金利種類を固定金利にするのも馬鹿らしい。さて、どうするか?

色々と考えたあげく最終的に至った結論は、住宅ローン金利を下げるために銀行と交渉するというものでした。そこで私は、銀行のローン相談窓口に電話をしたのです。

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住宅ローンの金利を下げる交渉方法

住宅ローンの金利を下げる交渉方法

銀行のローン相談窓口に連絡する

まず銀行のローン相談窓口に電話してください。最近では相談をメールで受け付けるところが多いのですが、メールではなく電話で連絡をしてください。おそらくどの銀行もフリーダイヤルのコールセンターがあると思いますので、そこにかければOKです。

コールセンターの人に、ローンに関する相談がしたいことを伝えます。住宅ローンの金利が高いので、下げたいと思っていることを伝えてください。そうすると、住宅ローン担当の人に代わってくれます。

銀行の担当者に今の金利が高いことを伝える

住宅ローン担当の人には、以下の点を簡潔に伝えてください。

  1. FPに相談したところ、自分の住宅ローン金利は高いと言われた
  2. できればもっと金利の低い他の銀行に借り換えしたいと思っている
  3. ただし今の金利を下げられるのであれば、継続して今の住宅ローンを借り続けてもいい

伝えるのは、上記の3点だけで大丈夫です。銀行としては住宅ローンを借り続けて欲しいと思っており、他の銀行に借り換えされるのが一番いやなのです。そこをつくのがポイントです。

おそらく、10分から15分くらいで電話による交渉は終わります。最後に銀行からは、「検討及び審査をしますので、2週間ほどお時間をください」といったような回答があると思います。それで電話を切れば大丈夫です。

銀行の審査を受けて提案を待つ

この後、銀行では審査を行います。審査では主に資産状況、投資状況、信用状況などについてチェックが行われます。そして、私の場合は営業日ベースで1週間後に電話連絡がありました。

結果は、1.275%の金利を0.725%に下げるという提案でした。相談したFPの方からは、0.8%を目標に頑張ってください、と言われていたので合格点だと思います。その場で提案内容に合意しました。

書類の手続きをする

最後は書類の手続きです。銀行から連絡を受けた後、数日で書類が送られてきますので、そこに署名、捺印して返送すれば手続きが完了します。

ただし、手数料と印紙代はかかりますのでご注意ください。手数料は数万円程度です。金利が下がればすぐにでも元が取れるくらいの金額です。また、借り換えをすると50万円〜100万円程度の手数料がかかるのに加えて、手続きが極めて煩雑になります。今回のように電話で15分程度交渉するだけで金利が下げられるのであれば、こちらの方が得をするケースもあると思います。

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交渉する際の注意点

交渉する際の注意点

交渉時には余計なことは話さない

銀行と電話で交渉する時には、余計なことは話さないようにしてください。先ほど示した3点を簡潔に話してください。

また、銀行側からは今の資産状況、投資状況、繰上げ返済をするつもりはないか、などを聞かれます。資産や投資の状況については、審査の段階で調べられますのでここでは詳しく話す必要はありません。また、繰上げ返済についても今のところ考えていないということを伝えてください。他の銀行に移られるくらいなら、お金を取ってしまいたいというのが銀行の考えですから、そこは明確に伝えてください。

普段から資産状況や残債について気を配る

当然の話ですが、審査が通らないと住宅ローンを借りることもできませんし、今回のような金利の交渉をするのも難しくなります。そこで、資産や住宅ローンの残債については常にチェックするようにしてください。

基本的な考え方として、持っている資産が残債を上回っていないと交渉が難しくなります。例えば、住宅ローンの残債が1,000万円ある人は、1,000万円以上の資産を持っていることが目安です。

クレジット利用などの信用状況については特に気を付ける

クレジットカードの利用についても気をつけるようにしてください。特に支払いの遅れなどは信用情報に傷が着きますので、今回のような交渉では明らかに不利になります。

また無理な買い物をして、リボ払いを頻繁に使うこともあまりおすすめできません。身の丈にあった消費がいいと思いますよ。

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まとめ ためらわず銀行と交渉してみよう

まとめ ためらわず銀行と交渉してみよう

さて今回は、住宅ローン金利を下げる交渉方法についてお話ししてきました。いかがでしたか?

私も終わってみて、いとも簡単に金利が下がったので少し拍子抜けしているところです。違う見方をすると、これまで高い金利で借りていた自分が腹立たしく思えてきました。

重要なのは、今借りている金利が一番いいのかどうか、ということを自問するところから始めることです。そしてFPに相談するなり、相場をしっかりと把握して、疑問を持ったらためらわずにすぐ銀行と交渉をしてみることです。

銀行に話をするのはタダでできますし、ダメもとで話をすれば気も楽になります。まずは、今の自分の住宅ローン金利を調べてみてください。高いと思いませんか?

今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。

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