JALのeJALポイントとANAのSKYコイン活用方法 | ビジネスパーソンのお金の話

このブログをご覧の皆さんにも、マイルを貯めている人は多いと思います。ビジネスパーソンであれば、出張や旅行で飛行機を使う機会も多いでしょう。マイルを貯める方法については、多くの人が記事を書いていますので、今回は私のおすすめの有効活用方法についてお話します。

マイレージプログラムでは、様々な特典があります。国内・海外の航空券への交換、国際線アップグレード、ショッピング、提携ポイントへの交換など、JAL・ANA共に特典が充実しています。その中でも私が一番おすすめしたいのが、JALであればeJALポイント、ANAであればANA SKYコインに交換することです。

eJALポイント、ANA SKYコインというのは、JALやANAが独自に設定してしているポイントのことで、航空券の購入やツアーの申し込みなどに使えます。それぞれ１ポイント・１コインを１円として使用できます。私は旅行が好きなので、このしくみを利用して無料もしくは格安で夫婦2人の旅行を楽しんでいます。去年はeJALポイントで西郷どんの鹿児島、今年はANA SKYコインで北海道を訪れることができました。また、今年はさらにeJALポイントで南紀白浜に行く予定です。

なぜおすすめかと言うと、JALもANAも特典航空券との交換が年々難しくなっているからです。特典航空券は枠が決まっているため、特に繁忙期はほとんど予約が取れません。一方でeJALポイント、ANA SKYコインは通常の航空券や旅行の予約となりますので、比較的予約が取りやすくなります。

すでにご存知の方が多いと思いますが、最初に念のためJALとANAのマイレージプログラム概要について触れておきたいと思います。

JALのマイレージプログラム概要
ANAのマイレージプログラム概要
JAL　eJALポイントの使い方
ANA SKYコインの使い方
まとめ

JALのマイレージプログラム概要

JALは、JAL Milage Bankというマイレージプログラムを運営しています。また、One Worldという航空会社グループに属しており、提携している航空会社の特典を得ることもできます。上級会員向けのプログラムは以下のようになっています。（JALのホームページを元に筆者作成）

ステイタス	到達基準
ダイヤモンド	・毎年の1月～12月の12カ月間（暦年）で100,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便50,000FLY ON ポイント）以上の搭乗・または120回（うちJALグループ便60回）以上かつ35,000FLY ON ポイント以上の搭乗
JGC (JALグローバルクラブ) プレミア	・毎年の1月～12月の12カ月間（暦年）で80,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便40,000FLY ON ポイント）以上の搭乗・または80回（うちJALグループ便40回）以上かつ25,000FLY ON ポイント以上の搭乗・JALグローバルクラブ会員のみ対象
サファイア	・毎年の1月～12月の12カ月間（暦年）で50,000FLY ON ポイント（うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント）以上の搭乗・または50回（うちJALグループ便25回）以上かつ15,000FLY ON ポイント以上の搭乗
クリスタル	・毎年の1月～12月の12カ月間（暦年）で30,000FLY ON ポイント（うちJALグループ便15,000FLY ON ポイント）以上の搭乗・または30回（うちJALグループ便15回）以上かつ10,000FLY ON ポイント以上の搭乗

JGCプレミアは、JALグローバルクラブ会員のみ参加できる上級会員向けのプログラムです。JALグローバルクラブ会員は、ダイヤモンドまたはサファイアステイタスを達成した会員が申し込みできる特別プログラムです。年会費有料のクレジットカードの申し込みが必須となりますが、一度会員になると年会費を払い続ければずっとJALグローバルクラブ会員のステイタスを維持できます。

ANAのマイレージプログラム概要

ANAは、ANA Milage Clubというマイレージプログラムを運営しています。また、Star Alianceという航空会社グループに属しており、提携している航空会社の特典を得ることもできます。上級会員向けのプログラムは以下のようになっています。（ANAのホームページを元に筆者作成）

ステイタス	到達基準
ダイヤモンド	1月～12月の12カ月間（暦年）で100,000プレミアムポイント(うちANAグループ便50,000プレミアムポイント）以上の搭乗
プラチナ	1月～12月の12カ月間（暦年）で50,000プレミアムポイント(うちANAグループ便25,000プレミアムポイント）以上の搭乗
ブロンズ	1月～12月の12カ月間（暦年）で30,000プレミアムポイント(うちANAグループ便15,000プレミアムポイント）以上の搭乗

上記以外に、スーパーフライヤーズカードステイタスというのがあります。これはJALのALグローバルクラブ会員と似たステイタスで、ダイヤモンドまたはプラチナステイタスを達成した会員が申し込みできる特別プログラムです。年会費有料のクレジットカードの申し込みが必須となりますが、一度会員になると年会費を払い続ければずっとスーパーフライヤーズカードのステイタスを維持できます。

JAL　eJALポイントの使い方

eJALポイントは、マイル数に応じて交換できるレートが異なります。交換レートは以下の通りです。（JALのホームページを元に筆者作成）

マイル数	eJALポイント
10,000マイル	15,000ポイント
5,000マイル	5,000ポイント
3,000マイル	3,000ポイント

交換できる単位も上記の3種類のみですので、注意が必要です。例えば18,000マイル持っている場合は、10,000マイル１回、5,000マイル１回、3,000マイル１回と３回に分けて申請する必要があります。また、最低でも3,000マイル以上でないと交換できません。

10,000マイル以上持っている場合は、交換レートが１.５倍になりますので、10,000マイルになってから交換するのがお得です。

ANA SKYコインの使い方

ANA SKYコインの場合は、交換レートがちょっと複雑です。ANAマイレージクラブの会員ステイタスやANAカードの種類に応じて交換レートが変動します。（ANAのホームページを元に筆者作成）
※1SFC：スーパーフライヤーズカード
※2プレミアム：ANAカードプレミアム
※3ゴールド：ANAゴールドカード

マイル数	ダイヤモンドプラチナブロンズ	SFC※1 プレミアム※2 ゴールド※3	一般ANAカード	一般会員
1～9,999マイル	1～9,999コイン	1～9,999コイン	1～9,999コイン	1～9,999コイン
10,000マイル	13,000コイン	12,000コイン	12,000コイン	12,000コイン
20,000マイル	28,000コイン	26,000コイン	26,000コイン	24,000コイン
30,000マイル	45,000コイン	42,000コイン	42,000コイン	36,000コイン
40,000マイル	64,000コイン	60,000コイン	60,000コイン	48,000コイン
50,000マイル～ 200,000マイル	85,000～ 340,000コイン	80,000～ 320,000コイン	75,000～ 300,000コイン	60,000～ 240,000コイン

ご覧のようにとても複雑な交換レートですが、10,000マイル以上の場合には最低でも１.２倍、最高で１.７倍の交換レートになりますので、マイルを多く持っている人にとってはとてもお得です。上級会員ほど優遇されますので、あなたがANAの上級会員であればぜひ使ってほしいプログラムです。また１マイルから交換が可能ですので、マイルがなかなか貯まらないという人にも優しいですね。